ふたり歩き

同じ人生を 同じ歩幅で 歩いてゆけたら

『男たちの大和』

2006-04-29 20:26:25 | Weblog
公開中なかなか観に行けなかった

『男たちの大和』

近くの会館での特別上映でようやく観ることができた




戦争が終わって60年近い時間が過ぎた今でも



生き残ってしまったことを責めている人がいる



自分の罪でない罪に今でも苦しんでいる人がいる



正直、戦争の話はよく知らない

本当に悪かったのは誰だったのか

多分この先も本当のことは分からないままだろう

言い分なんて立場が違えば変わってくるものなのだから

なぜ戦争が起こったのかを考えるんじゃなくて

起こったことの意味や悲しさを考えなければ

きっと同じことを繰り返すだけ

この解釈は違っているのかもしれない

だけど間違っていないと信じたい



信じたい…



漠然だけど今分かることは

戦争は二度と繰り返しちゃいけないってこと

戦争は悲しみ以外なにも生まないってこと

戦争によって証明されるものがたとえ正義だったとしても

そんなものいらない



国の為だなんて理不尽だと分かっていながら

戦場に行く男と

国の為だなんて理不尽だと分かっていながら

それを見送る女



それが何だったのか

今の自分に理解することはきっと無理だろう

だけどその悲しみがあったことは忘れちゃいけない

そして思う

今の自分は

なんて幸せなんだろうと

少なくとも

生きてることに

罪を感じたことは

今まで一度もないのだから…
コメント (17)
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