マハサラカムだより

マハサラカムでの生活、地域の様子の紹介

葬儀の中継

2011-03-07 00:21:21 | 日記

 土曜日は昼過ぎに宿舎に戻った。お昼を適当に食べてテレビを見る。大概は3チャンネルから9チャンネルの間のチャンネルしか見ないのだが、久しぶりに79ある全チャンネルを回して見る。13チャンネルと20チャンネルが葬儀の中継をすでにしていた。

テレビをつけながらうたたねをしたりしている。画面では参列者の様子も写し出される。参列している王族もいる。50万人とか100万人の参列者と言われているが実際はわからない、見ていても暑そうである、かなりの体力の消耗も感じられる。4時になる、3チャンネルを見てみるが、3チャンネルは葬儀の中継はしていない、結局、2つのチャンネルが中継していた訳だが、そんなに画面が変わることなく、タイ語のアナウンスが延々と続いている。結構、眠っている時間も長いようで、気がつくとそのたびに1時間以上経過している。

5時過ぎ頃から、祭壇に僧侶をはじめ、人が移動する様子が写し出される。午後6時、国歌の演奏に画面が変わる、国歌の演奏が終わると再び祭壇が写しだされたが、この間に荼毘にふされたようである、テレビはその場面をずっと放送つづけている、荼毘の炎が弱くなってきたのは11時頃である。参列者はその間、ずっと同じ場所にいたのだろうか、炎が消えかかるとお経が流れる、全員が唱えているようである、いつもセンターや学校で聞くのと同じお経のようである。参列者の多くはこの場所で一夜を過ごすような感じである。

日曜日の朝、テレビをつけると、まだ中継を続けている。参列者が帰路についたようで、人は減っているようである。

亡くなった高僧について知るよしもないが、これだけ多くの人が集まり、テレビ中継もある、日本では相当の有名人でも考えられない、タイに来て上座部仏教にいろんな場面で接している訳だが、また、新たな一面を知った思いである。できたら現地に行ってみたかったと改めて思った。


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