マハサラカムだより

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タイ最南部の報道

2010-09-09 02:08:18 | 日記
  プーケットをはじめクルンテープから南へは一度も行ったことがない。最南部のマレーシアと国境を接する県は、イスラム過激派の動きもあり、外務省の安全情報も「渡航の延期をお勧めします」の状態が続いている。JICA関係者は入域禁止になっている。 
  この最南部、実に多くの人が亡くなっている。春のバンコク騒動の比ではない、外務省の資料を見ると2004年以降で4000人近い人が殺害されている。これだけの人が亡くなっているわりには日本ではあまり報道されないという印象を持っている。
  タイの日本語新聞は時々報道していたが、昨日、たまたま気になった記事があったので紹介を、それは「教師殺害で465校が休校」の記事、その内容は、
 「9月7日、最南部ナラティワート県ラゲ郡で教師の夫婦が襲われ、夫が死亡、妻が負傷したことを受け、最南部3県の教師からなる「3国境県教員連合」が、3県内の危険エリアにある465校全校を3日間休校とすることを決めた。
 夫婦はオートバイに相乗りして市場に向かっていたところ、別のオートバイの後部座席の男から自動小銃M16ライフルで発砲された。夫は即死状態、妻は重傷を負って最寄りのラゲ病院に搬送された。
 最南部では、警察官や兵士がイスラム過激派に襲われる事件が頻発しているが、小学校の教師なども政府の手先と見なされ、過激派の攻撃対象となっている。」
  日本なら「教師の殺害、学校の休校」と大騒動になって、新聞やテレビは、このニュースを流し続けるだろう、しかし、テレビのニュースを見ていても、報道されているようだが、大々的とは思えない、ニュース価値の小さい、日常よくある、ということだろうか。それにしても、教師が狙われるのはたまったものでない、数年前、この南部で日本語の教師をしていたという日本人と話したことがある。給与の金額は忘れたが、かなり高額であった。危険手当を含んでいるということだろう。(大概、朝は3チャンネルのニュースをかけている。写真)

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