先週、クルンテープ滞在時にJICAの同期たちでマハチャイ市場に行った。BTSのサパーン・タークシン駅を初めて超えて延伸された終点駅から歩いて10分くらいで、ウォンウェン・ヤイ駅に着く、クルンテープ郊外の小さな漁港街マハチャイと結ぶ線のみがある。マハチャイまでの乗車時間は約1時間、料金は何と10バーツである。1時間に1本弱くらいの割合で列車が出ている。扇風機が回らなかったり、昭和30年代を思わす列車である。ウォンウェン・ヤイ駅8時15分発の列車に乗車、車窓からは運河にそって、人々の暮らしの様子を身近に見ることができた。(写真は向かいの席に座った女の子、せがまれて撮影、写真を見せると喜んでくれた。)
マハチャイ駅を降りると、商店が並んでいる。マハチャイ市場である。海と河口に面しているだけあって海産物を売る店が多い、市場の中を回って、メークロン川へ、ここで渡し船に乗る、料金は3バーツ、河口なので川幅は広い、渡し船を降りて少し歩くと、ひなびた感じの鉄道駅(Banlaem駅)が、ここからメークロンへの列車が出る、線路市場行きの鉄道である。本数は日に4往復、10時10分発の折り返しの列車が30分以上経過しているのにまだ到着していない、大幅な遅延である。
帰路はマハチャイ13時15分発、乗客で座席はほぼ埋まっている、楽しい半日強の列車旅であった。