マハサラカムだより

マハサラカムでの生活、地域の様子の紹介

チットアリー校

2010-01-15 16:00:50 | 旅行
朝からカンラヤニー校の文化祭を見学した後、9時半にチットアリー校の車が迎えに来てくれて、今回のもう一つの目的である同校へ、両校間は車で10分ほどの近い距離である。着くと校長先生に迎えられ,学校紹介のスライドとビデオを見て、各校舎や子どもたちの様子を参観させてもらった。チットアリー校の児童、生徒は、放浪する子ども、少数民族の子ども、親などから虐待を受けた子ども、家庭が貧しい子ども、親がいない子ども、仕事を強制させられる子ども、少年院から出てきた子ども、親がエイズにかかっている子ども、母親が売春婦の子ども、麻薬等にかかわった子どもということで、約1,100名の子どものほとんどが学校内で寮生活をしている。幼稚園児から高校生までで障害児では聴力障害の子もかなり受け入れている。
 各学年5クラスあり、すべて成績順に編成されていて、クラスによっては授業の厳しいところもあった。一方、特段の先生の指導がなくても、どの子も挨拶はしっかりとできていたことや、昼食を整然と並んで1,000人余が楽しく食事している姿はすごいと思った。
  寮も見学させてもらったが、1,000人が毎日学校内で生活しているのだからなかなかである。68名が一部屋に入り、2段ベットが並んでいるところと、干してある洗濯物の量はすごいと思わずにはいられない。子どもたちは毎日、手で洗濯しており、今はよいが雨季になると干し場がなく、大変だという話も理解できる。(写真は寮の一つと洗濯干し)
  各所に日本タイクラブの寄贈品もあり、8月の日本タイクラブの訪問の際、一緒にまた伺うことを約束した。