二十歳のころ『あしたのジョー』というボクシング漫画が大流行だったが、あまり興味を持てなかった。
主人公の矢吹 丈の鼻のあたまがツンととがっていて、ボクサーらしくないと思ったからだ(ちばてつやの絵は好きだったんだけどねぇ)。あのころは、輪島ー柳の試合を頂点として、現実のボクシング界が活況だったということもある。
亀田のとがったアゴにも似たような違和感を持つ。アゴが弱いからどうしてもディフェンシブになって、ポイントを稼ぐボクシングになる。今回もそうだった。しかし、いろいろあっても、年を経るにつれて着実に向上しているところは好感が持てる。
さらに好感を持ったのはふたりの腰の備えだ。セレス小林もそうだったが、ふたりもガニ股ベタ足で、洋介山のように地下足袋を履いたら似合うだろう。
これまでの『常識』にとらわれずに自分にとっての理想の動きを求め、それを世界レベルにまで仕上げた努力は尊敬に値する。長谷川の左もそうだが、ボクシング界から新しい風が吹くかもしれないな。
主人公の矢吹 丈の鼻のあたまがツンととがっていて、ボクサーらしくないと思ったからだ(ちばてつやの絵は好きだったんだけどねぇ)。あのころは、輪島ー柳の試合を頂点として、現実のボクシング界が活況だったということもある。
亀田のとがったアゴにも似たような違和感を持つ。アゴが弱いからどうしてもディフェンシブになって、ポイントを稼ぐボクシングになる。今回もそうだった。しかし、いろいろあっても、年を経るにつれて着実に向上しているところは好感が持てる。
さらに好感を持ったのはふたりの腰の備えだ。セレス小林もそうだったが、ふたりもガニ股ベタ足で、洋介山のように地下足袋を履いたら似合うだろう。
これまでの『常識』にとらわれずに自分にとっての理想の動きを求め、それを世界レベルにまで仕上げた努力は尊敬に値する。長谷川の左もそうだが、ボクシング界から新しい風が吹くかもしれないな。