「メジャーの打法」~ブログ編

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貴乃花

2010年01月23日 | スポーツ全般
 「支持する親方が破門された」とかいう話になっているが・・・

 『破門』といっても、むかしは同門の対戦はなかったけど今は総当りだから、われわれファンにはピンとこないねぇ。

 子供のころ近所でニ所一門の花相撲興行があった。結びの一番は琴ヶ濱対玉乃海。琴ヶ濱は「内掛け」得意の大関で、父親が大ファンだった。玉乃海は早逝した横綱の師匠で、「荒法師」の異名を取った。しかし、両者の対決は本場所ではなかったわけだ。

 1969年に部屋別総当り制が導入され、好取り組みが増えた。しかも、出稽古という麗しい慣習もあるから、相撲内容は十分満足のいくものになっている。武蔵川の「(改革を)やってないわけではない」というのもあながち嘘ではないのだが・・・

 先場所の新十両の紹介で、「子供のころ郷土出身力士の活躍をテレビで見て、力士を志した」ってのがあって、その郷土というのがグルジアのトビリシ、なんて時代になってしまった(黒海と十両優勝を争っている臥牙丸のはなし)。この流れを押しとどめることはできないだろう。『世界最高の格闘技』の宿命だ。

 だから、貴乃花もアセっているのだと思う。かれには、曙、小錦、武蔵丸といった化け物みたいな連中と堂々と渡り合った実績がある。これからの相撲界を担うにはうってつけの人物だと思うが・・・。



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