訂正。
(25)、(26)で書いたことを訂正する。一発でOKってわけにはいかないようだ。もっとも、一回で終わりなんていう学校の試験問題みたいなことを考えてもしょうがないから、歓迎するところではある。だいたい「ナックルの投げ方は難しい」というのが相場なんだから、身をもってそのことを証明しているのだ、などと言い訳しつつ・・・・・
(25)、(26)で書いたことを訂正する。一発でOKってわけにはいかないようだ。もっとも、一回で終わりなんていう学校の試験問題みたいなことを考えてもしょうがないから、歓迎するところではある。だいたい「ナックルの投げ方は難しい」というのが相場なんだから、身をもってそのことを証明しているのだ、などと言い訳しつつ・・・・・
前期に肩水平内転があり、後期に肘伸展がある。
肘伸展を担うのは、主として、上腕三頭筋である。
という基本的な事柄に変更はない。修正点は以下のとおり。
前期
下半身の動作で、
腰の回旋に左脚を使っていない
ように思う。使うのは右股関節の伸展・外転のみ。つまり、普通の投球の腰回旋動作とは異なる。野球のB型や、ボクシングのノーモーション・パンチと同じだ。
したがって上下の時間差(うねり)がない。肘の突き出しを下半身が支援する―という感じになる。
後期
(25)、(26)で、
- (上半身について)三角筋中部、僧帽筋上部が収縮し、球が前方に突き出される。
- (下半身について)右脚の役割は普通の投法よりむしろ大きい。普通の投法ではリリース直前には右足が地面から浮いているが、ナックルのばあいは、最後まで地面に着いたままで、腕の突き出しを支援しているはずだ。
と書いたが、どちらも間違い。
上半身について・・・・・
三角筋中部、僧帽筋上部は、肘の高さを維持するために、収縮し続けてはいる。しかし、肘の伸展とともに球を前方に突き出すのは、やはり肩水平内転筋(大胸筋、三角筋前部)などだ。
肩水平内転は前期から継続する。後期では肘伸展と同時で、ふたつの回転は互いに逆だから、腕の動作はストレートパンチと同じ突き型と言えるだろう。
下半身について・・・・・
腕の突き出しを支援しているのは左脚で、股関節屈筋、ヒザ伸展筋が働く。右脚はわずかに浮く。
以上のことが正しいとすると、
ナックル投法は、ふたつの異なる突き型の組み合わせである
と言えるだろうか? ふたつを時系列的に使えば打ち型になるのかもしれないが・・・・・
マウンドから投げられないので、こんな感じを味わうのは無理だし、動画を撮るのも難しいので、憶測でしか言えないもどかしさはあるが、だいぶ煮詰まってきたような気はする。