8×10の撮影スタイル

8×10の撮影スタイルは人それぞれで違う。

固有のスタイルと言うのは無く、使用機材や場所により使い分けたりする。

私のように手持ちでの撮影では自転車の移動と言うのも有効だ。

クラシカルなブリヂストンのジュピター号が活躍している。

これだとカメラ本体とホルダーが5枚位。

 

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Yokohama Photo Festival 2011

2012年が下岡蓮杖が横浜に日本で初めて写真館を開いて150年になるそうです。

今回、私の作品「横浜野毛界隈2011/1/16 AM7:23」がヨコハマフォト

フェスティバルにて開催の「ヨコハマオープンポートフォリオレビュー」の

審査が通り作品の展示とポートフォリオの閲覧が会期中可能になります。

http://www.yokohamaphotofes.com/index.html

会期:2011年1月12日(水)~16日(日) 11:00~19:30

●作品展示
展示場所:横浜赤レンガ倉庫1号館2FスペースC


●ポートフォリオ閲覧スペース
閲覧場所:横浜赤レンガ倉庫1号館2FスペースB

肝心のポートフォリオレビューですが私は15日(土曜日)朝から夕方までです。
今回も色々な出会いがあると思います。

■ 1号館
【住所】〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港一丁目1番1号
【TEL】 045-211-1515
http://www.yokohama-akarenga.jp/access/

展示作品の説明文を書いておきます。

Platinum Palladium Print
                                          谷 雄治
プラチナ・パラジウム・プリントとは、貴金属のプラチナとパラジウムを使って

写真を焼く技法のひとつです。

感度が低いために引き伸ばし機を使う事が出来ず、大きなネガを必要とします。

最近ではデジタルで起こしたネガを使われる方も増えて来ました。

私の周りにいる仲間もデジタルネガの方がいらっしゃいます。

でも、私はフィルム&ネガのポテンシャルに魅せられています。

撮影条件の厳しい場所での難しい露出でもネガだとデータとして残せます。

プラチナ・パラジウム・プリントは階調が幅広く暗部が潰れにくいのが特徴です。

印画紙も自分で薬品を塗り作るのでこの先印画紙が無くなっても十分にプリントが

可能です。

既にプラチナ・パラジウム印画紙は自分で作っている事になります。

プラチナ・パラジウム・プリントは安定性が良く長期保存が効きます。

写真としての耐久性も銀塩に比較しても申し分無いと思います。

撮影には私の場合8×10もしくは11×14のカメラを使います。

カメラは自分で考案したハンディタイプです。

これだと三脚を使わずに撮影が可能です。

大判を手持ちで撮影するスタイルを確立しました。

最近では100年位前のモノクロ向きのレンズを使います。

今や使われなくなったソルントンシャッターを組み合わせた物もあります。

技法としては専用の用紙に自分で調合した薬液を刷毛で塗布します。

私が最近使う薬品は
A.シュウ酸第二鉄溶液 No.1
B.シュウ酸第二鉄溶液 No.2
C.プラチナ溶液
D.パラジウム溶液
E.Na2プラチナ溶液

これを専用の刷毛で丹念に塗ります。

十分に乾燥させたプラチナ・パラジウム・プリント印画紙を焼き枠にネガと挟み、

専用の露光機または条件が良ければ太陽光で焼きます。

プラチナ・パラジウム ・プリントは紫外線に感光する特性のため室内でも紫外線を

カットさえすれば明室での作業が十分可能になります。

紫外線量により焼く時間は事なりますが、時折焼き枠の一部から途中の焼いている

印画紙の具合を見る事も可能です。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )