8x10カメラ基礎講座2

カメラの準備
8x10を買う。
ではどこのメーカーがいいのか?
これは答える人によって様々な解答が寄せられます。
初心者が購入するのはタチハラ写真機製作所や長岡製作所が多いようです。
どちらも東京都に会社があります。
私もタチハラ写真機製作所で手に入れました。
購入方法は大手カメラ販売店でも取り次いでくれるようですが、実際に会社に行って注文する人が多いようです。
実際に会社を見て、製作者と話をし、注文する。
現代社会で希薄といわれるコミュニケーションを重視することが、これらハンドメイドメーカーとの正しい付き合い方ではないでしょうか。
8x10カメラで東京を撮影していると、イヤと言うほど話しかけられると思います。
しかしそれを嫌がるようではアナログではないと思います。
人と関わって大都市を撮影するというのが東京8x10組合連合会の姿勢です。

中古カメラはほとんど出回っていませんし、初心者は細かいところがわからないので最初は新品購入が安心かと思います。
なにしろ初心者は判らないところが判らない状態ですから、細かい不具合などを知らずに買ってあとで余計な出費がかさむ事は避けたいものです。
新品購入はだいたい20万円以下で済みます。(ボディだけ)

心菊斉
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会員アンケート1

Tarningさんからの報告もありましたので、ここでアンケートを採ります。
会員の皆さんの8x10カメラを教えてください。
まだ所有されていない方は、購入予定のカメラを教えてください。
今回はカメラ本体だけお願いします。

私はタチハラ写真機製作所のフィルスタンド2段式です。
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活動報告 No.7 Tarningさん

上野の長岡製作所に8×10のオーダーに行って来ました。
先週、注文の表明はしましたが、機種の選定までは行きませんでした。
今回で長岡では3台の大判カメラを注文した事になります。
(4×5標準モデルと広角専用機、今回の8×10)

かつてアメリカに存在したフィリップスと言う会社のモデルを先週見ていましたので、それ以外のモデルの構造等を詳しく聞きました。
結果はシンプルな構造で、軽くて使い易いフィリップス・モデルに軍配が上りました。

金具の色と、本体塗装の色及び表面処理の方法を指示。
余り塗装がツルツルでも嫌なので中々難しいです。
色と表面処理にいつも悩みます。
金具は真鍮の磨き上げで、クリアー処理でお願いしました。

短いレンズは150mmから使える構造です。簡単な改造でもう少し短いレンズも付き500mm以上のレンズも使えます。

収納持ち運ぶ方法を確立しないと。
LPレコード20枚分位の質量になります。
勿論、本体のみでレンズやフィルムホルダー、それに撮影時に使う冠布は別です。
何やら下岡蓮杖の本に出ていた山伏のようなイデタチになってしまうのか?

今年6月に長崎の上野彦馬の墓参に行ってからアナログカメラが付いて回っているような気がします。

8×10の完成品が無かったので本体の写真はありません。
途中で仮縫いの時にでも写しに行きます。

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活動報告を募集します

東京8x10組合連合会の会員になった皆さんの活動報告を募集いたします。
どこでどんな活動を行ったかレポートを送ってください。
あくまでも8x10での活動及び関連事項をお願いします。
今日はどこで撮影したか、活動の様子など文章及び画像でお願いします。
会員各位で盛り上げていきましょう。

報告はメールでお願いします。
画像は長辺480ピクセル、解像度72ピクセル、容量100KB以下でお願いします。
送り先は tokyo8x10@mail.goo.ne.jp
報告者は現在のハンドルネームでも構いませんが、雅号を考えていただきたいと思います。
ちなみに会頭satoboは心菊斉です。
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8x10カメラ基礎講座 1

東京8x10組合連合会会員を増やすための初心者講座

8x10カメラって何?

簡単に言うと8x10インチサイズ(通称バイテンサイズ)のフィルムを使うカメラの事です。
8x10インチをセンチサイズに換算するとだいたい203x254mmになります。
店頭で普通に売っている35ミリカメラと違い、フィルムは一枚ずつカットされています。
A4サイズより少し小さい下敷きのような感じです。
シートフィルムとかカットフィルムと呼んだりしてます。
次の画像が8x10カメラと比較する35ミリカメラ、後ろに見えるのがフィルムを装着する通称カットホルダーです。


このカメラはタチハラ写真機製作所のフィルスタンド2段式ですが、サイズは約35センチ四方で重さは約4.5キロあります。

8x10カメラのメーカーは国内では数社、海外でも有名なのは数社だと思います。
8x10カメラには大きくわけてスタジオなどで使用するビューカメラと呼ばれるものと、屋外で使用することが多いフィールドカメラと呼ばれるものに二分されます。
東京8x10組合連合会が行う東京を撮影するとテーマには運搬に便利なフィールドカメラを使用する人がメインでしょうし、私が購入したのもフィールドタイプなので話はフィールドカメラを中心に進めていきたいと思います。
主なメーカーを紹介すると
タチハラ写真機製作所
長岡製作所 東京都台東区東上野5-8-1
酒井特殊カメラ製作所
エボニー
ウイスタ

酒井特殊カメラ製作所のトヨフィールド以外は木製です。
木枠に金属支柱という昔から変わらない姿で存在しています。

海外メーカーでは、ディアドルフが有名ですが会社自体は現在存続せず、中古品が流通しています。
ジナーなどの大手から無名のメーカーまで検索すると海外にはたくさんの8x10カメラがありますが、これから始めようと思う人は(特に撮影を主題に考える東京8x10組合連合会では)国産品で構わないのではないかと思います。余ったお金で(余るほどお金を持っている人は)フィルムを消費するほうが現実的です。

心菊斉

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