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「東京8X10組合連合会」機関紙

Camera ピクニック

2012年05月26日 | 一般記事

今日はカメラ関連の工房を訪ねるCameraピクニック。

当初は1カ所の予定だったが計3カ所の訪問と相成った。

ebayで落札したANGULON 210mmを持って、仲間と北新宿の山崎光学さんへ。

今回持っていったANGULONは説明によると「レンズに問題あり、シャッターに不調」

部品取り用として考えて下さいの一文が。

これでは誰も買わないと思い最低落札価格で落とした物。

1953年頃の製造でWネームでリンホフの銘が。

だからかシングルコートが施してある。

そのシングルコートにシミと干渉縞が出ているのと、シャッターが動かない代物。

山崎さんの判定は写りには影響無いのでクリーニングだけで大丈夫。とその場でレンズを

薬品で洗浄してくれた。

私のはそれで終わりとなるとシャッターの調整は長谷川製作所さんへ行くことにしよう。

一緒に行った仲間4人のうち3人がそれぞれ色々なレンズを診断してもらう。

山崎さんの凄いところはその場で的確な診断を下してくれること。

修理してた方がいい場合と止めた方が良いの判断が明確。

さながらレンズのお医者さん。

みんなのレンズの診断が終わり概ねの入院期間を伺う。

時間が余ったのでみんなの都合を聞き、次のポイントへ移動。

バレルレンズの絞りの調整をお願いしている長谷川工作所へ。

10日程前にレッドドットの19インチの調整をお願いしていた。

レンズに問題の無かったANGULONを持って行こう。

レッドドットは絞りの調整等が終わりピカピカの状態になっていた。

ANGULONには空気シャッターが搭載されているのだが油が固まっているのと

レリーズの筒が欠落していた。欠落部分を何らかの方法で補修してもらうのも

お願いした。

同行した仲間も色々な修理に対して質問していたようだ。

引き続き長岡製作所に歩いて移動。

今度はレッドドットを持って行く。

このレンズはバレルなのでジナーボードに取り付けて貰う。

間も無く完成する11X14カメラをみんなに見てもらう。

同時進行で作っている8X10も傍らに。

みんなその軽さに驚かれたようだ。

今回の訪問先

山崎光学写真レンズ研究所

長谷川工作所

長岡製作所