ファセテラピーのブログ

あぁ...きれいだな..と日々の生活の中で美しいなと感じたものやことについて

触覚研究会よりNo.30

2016-08-16 22:58:01 | 日記
”京都の商魂”
「おかえりなさい」と迎えてくれる...と文豪、川端康成は京都の老舗旅館を定宿にしていました。この”いらっしゃいませ”の代わりの「おかえりなさい」は全国に波及していきます。いまでもちょっとした居酒屋などでも「おかえりなさい」と言われることがあります...よね。「京都のサービス」は一歩も二歩も進んでいて、現在でも京都から全国へと波及しています。盛暑の京都、クラクラしながらフラフラ歩いていると、そうした”すんごいサービス精神というか商魂”に触れることがあります。
ある日、酷暑のなか京都発で全国的にも有名な甘味処の前を通ると大行列。そこは、とってもおいしい抹茶アイスのパフェで有名なのですが...それにしても大行列。これだけ集客できているのに...「京都のおいしいお抹茶のお菓子はいかがですかぁ」と、さらにお店の前に立って”強めの”京都弁で呼び込みをしているのです。お客さんが「どれぐらい待ちますか?」と聞いているのですが「そんなに待ちません」と、”もっと強めの京都弁”で答えています。恐れ入りました。確かにこのお店はおいしいです。でも、暑い+これだけ集客してる+忙しい、それでもきちっと声がけをするという姿勢に頭が下がりました。これだからこのお店は全国区になったのでしょうね。。

今日は、
京都人もとっても大切にしてる、そして大挙して観光客が詰めかける「五山の送り火」...いわゆる”大文字焼き”ですが、これって午後8時から20分ぐらいでおわっちゃうのです。。それでも午後4時を過ぎる頃から送り火が見える「スポット」周辺は人で溢れかえっています(ちなみに京都人は”いっつも”送り火が良く見えるスポットを探しているのですw)。でもなぜか毎年といっていいぐらいに送り火の日は雨になります。今年の送り火も直前から激しいゲリラ豪雨、バケツをひっくり返したようなとんでもない豪雨でした。。普通なら送り火は「中止」になりそうなものですが。。1時間に100mmを超える豪雨をなんのその送り火は「雨天決行」なのです。。今年もしっかりと送り火を行っていました。観光の方々もずぶ濡れになりながら送り火を楽しんでいました。。恐るべし京都魂。
大文字がはじまるちょっと前まで食事をしていたのですが。。それまで京都は晴れていたので傘をもってきていませんでした。ところが突然のゲリラ豪雨。。途方に暮れてしまいました。そしたら店の方が「使い古しのビニール傘でよかったらお貸しできますが。。。」とおっしゃられ、使い古しだったら。。とこちらも気安くお借りすることにしました。そしたらなんと「すいません。。いまこちらしかなくて...」と、すまなそうに差し出されたのは新品の立派で大きなビニール傘。。最初から準備してあったのです。。でもお客さんが気安く借りられるようにわざと、使い古しの...と申し出る。。うーんきました...これぞ京都のサービス。。唸りながらありがたく豪雨の中に飛び出しました。。恐るべし。。京都























































































































































































































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