未来の十亀くんに「ロークォーターのエース」を期待

埼玉西武ライオンズのドラ１・十亀くん。
先日、キャンプで打撃投手を務めた際の好投ぶりとその姿に、ナベＱ渡辺監督が大絶賛だったそう。

「（館山に）そっくり。それくらいできる可能性は十分ある」

との事。
そうです、東京ヤクルトのエース館山さん・・・昨シーズンの活躍・特に日本シリーズでの頼り甲斐と存在感も記憶に新しい館山さんですが、その姿に重ね合わせた印象が持てたのでしょう。
これには、視察した東北楽天の山口スコアラーも同意だったらしく、「打者も差し込まれていたし、キレがある。対策が必要な投手」と褒めていただいたようですね。
確かに、十亀くんの投球ぶりを冷静に見てみると、球の出どころ・そして１５０キロ近い勢いのある速球を軸に、シュート、スライダーというコンビネーションが武器というところも、館山さんを彷彿とさせる・・・・ライオンズファンにとっては非常に期待が膨らむものがあります。

そして．．．
・・・これを伝えるニュースを読んで、個人的に「ある単語」に目を引きつけられました。それは．．．

「ロークォーター」

ピッチャーの投げ方です。私、今まで聞いた事がありませんでした。
投げ方の区分で言えば、私これまでは、

■真上から投げるのが「オーバースロー」。ライオンズでは西口さんや涌井くんや岸くんですね
■横手から投げるのが「サイドスロー」。藤田太陽くんや松永くんや星野さん
■下手から投げるのが「アンダースロー」。牧田くんですね
■真上と横手の中間、斜めの角度に腕を振るのが「スリークォーター」。石井カズさんや（昨シーズンの）菊池雄星くん
という分類で投球フォームの違いを表現していました。

そして、今回十亀くんの投球フォーム「ロークォーター」は「スリークォーターとサイドスローの中間」という事です。（・・・４分の１（＝クォーター（ｑｕａｔｅｒ））より低い（ロー（ｌｏｗ））だから「ロークォーター」という訳ですね．．．）

振り返ってみれば、今までも「ロークォーター」の投手は居た訳で、そんな分類表現を使わなかったとしたら、全員が「サイドスロー」として分類されていたんですね。

という訳で、これまで「サイドスローでひとまとめ」にされていた投手たちを、館山さん・十亀くんのような「ロークォーター」に分けてみようと思いました。
ただ、微妙な区分けになりますので、これはあくまで「私、個人的な印象に基づくもの」とご理解いただければと．．．とにかく思いつくまま書いちゃいますね。
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■サイドスロー
＜引退投手＞
上田二朗さん（阪神）・小林繁さん（阪神）・角盈男さん（巨人）鹿取義隆さん（巨人（西武））
＜現役投手＞
星野智樹さん（西武）・森福允彦くん（福岡ソフトバンク）
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■ロークォーター
＜引退投手＞
安田猛さん（ヤクルト）・安仁屋宗八さん（広島）・斎藤雅樹さん（巨人）・潮崎哲也さん（西武）
＜現役投手＞
館山昌平さん（東京ヤクルト）・藤田太陽くん（埼玉西武）・十亀剣くん（埼玉西武）
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・・・微妙ですが．．．
やはり「投げる角度」によって分けるものなのでしょうが、個人的な印象では「投げる直前の身体の向き・張り」によって決めちゃったような気がします。
つまり横から投げていながら、投げる直前には「身体が真正面を向いて・胸の筋肉をフルに使って投げる」とロークォーターに見えてしまう私だという事が分かりました。
それだからでしょうか、上記ロークォーターの投手は「速球派・シュートが武器」という投手が勢揃いとなってしまった。
だからこそ．．．
何より．．．
ロークォーターには．．．
・・
「先発完投型のエース級投手が多い！」


十亀くん！
なれるぞ、期待したいぞ、エースの座！

目指せ！館山さんを！
目指せ！斎藤雅樹さんを！

そんな明るい気持ちになってしまった「十亀くんはロークォーター」のニュースでした。


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