野老の里

奥武蔵をメインに日帰りの山歩きを中心としたブログです

今日の一曲 Lady Fantasy by Camel

2013年07月11日 | 今日の一曲


http://www.youtube.com/watch?v=RhWDbdS-vjg


http://www.youtube.com/watch?v=TAfhNaJ9b68-Live

あづぃ…。梅雨が明けたら一気に猛暑がやって来たせいで、すっかりグロッキーになってしまっているtokoroです。
ここのところ体調が優れないのに加えて、この猛暑で元気が無く。やっぱり歳かな?
こんな猛暑に似合いそうな曲ということでCamelのアルバム"Mirage"(1974)から"Lady Fantasy"を取り上げてみました。

ダグ・ファーガソン在籍時の初期キャメルの特徴といえば、ちょっとクドい感じの音作りと弱いヴォーカルでしょうか。
リチャード・シンクレアが加入したアルバム"Rain Dances"になるとかなり洗練された音になったと感じますが、
それはそれでフュージョン風だと揶揄されることも多かったりします。
ボクは"Rain Dances"以降も好きなんですけれどねぇ。
でもこのクドい感じがないとキャメルらしくない、という意見にも賛成します。
当時このクドさを演出していたのはおそらくアンドリュー・ラティマーのブルースギターだったのでしょう。
ただアンディ以外のメンバーが次々交代していく中で、キャメルの音が変わっていったことを考えると、
加入メンバーの影響も相当大きかったのではないでしょうか。
特にハットフィールド・アンド・ザ・ノースでジャズロック路線を突き進んだリチャード・シンクレアの加入が
バンドの音をがらっと変えたのは周知の通り。
逆にダグ・ファーガソンという人はやや存在感の薄い人物だったのかなぁと感じます。
初期のキャメルのもう一つの特徴ともいえる弱いヴォーカルはこの"Lady Fantasy"でも顕著で、
これで強力なヴォーカルがいれば、もう少しメジャーなバンドになっていたのでは?と思わせるところです。
まあアンディのつぶやきヴォーカルも慣れると味があるなぁとは思いますが。
とはいえリチャード・シンクレアがライヴで"Never Let Go"を歌っているのを聞くとやっぱり惜しいんですよね…。

キャラヴァン、バークレイ・ジェイムズ・ハーヴェストと並んで叙情派プログレと呼ばれるキャメル。
そのキャメル作品の中でも最も長尺であるこの曲はとても展開がドラマチックで、
特にラストでもリフレインするギターソロは何処か懐かしい記憶を呼び起こしてくれます。
途中の疾走感溢れるギターソロなんかも魅力なんだけれども、やっぱりラストですね。
何故だかダイエー大島店の地下飲食店街を思い出しちゃうんだよなぁ…。あぁ懐かしき70年代。



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