ウクライナ危機の長期化が世界の多極化をもたらす アメリカでじわりと広がる悲観論
9/5(月) 5:59配信
デイリー新潮
米国の立場に疑念
ウクライナ危機はこれまで「自由や民主主義を守る戦い」と称されてきたが、紛争が長期化するにつれて、「国際秩序に変革が起きる」との認識が広まりつつある。
ウクライナに一方的に肩入れした西側諸国に代わり、黒海の対岸に位置するトルコが仲介者として存在感を高 . . . 本文を読む
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『東京改造計画』(堀江貴文)
石丸伸二とホリエモンの初対談が盛り上がり、東京都知事選に出馬直前の石丸氏にホリエモンが読んでみて!と勧めたのが『東京改造計画』(堀江貴文)。
『東京改造計画』は4年前2020年5月の都知事選の直前に書かれたもので、都知事選にぶつけた堀江貴文の本気が詰まっている。言いが . . . 本文を読む
リツイートすると必ずリツイートが外されるという不思議な本『コールダー・ウォー ドル覇権を崩壊させるプーチンの資源戦略』。(それだけ知られたくない真実とでもいう理由?がどこかにあるのでしょうか?)
話題?のプーチンの名が出ていますが、政治本では無く、純粋なエネルギー資源とその支払いに充てられるドルの情況を詳細に分析した本です。著者は資源エネルギーのシンクタンク研究員で投資ファンドの顧問。必然的に現 . . . 本文を読む
ウクライナ紛争のために緊急出版されたエマニュエル・トッドの『第三次世界大戦はもう始まっている』。その後の紛争を巡る世界の展開を踏まえて出版されたのが本書『トッド人類史入門 西洋の没落』。サブタイトルの「西洋の没落」は現況の世界の混乱をソ連邦崩壊直後から予期したもう一人の世界的な論者パトリック・J. ブキャナンの著作名を想起させます。彼はソ連崩壊直後から米国の崩壊をも予期しています。
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ウクライナ紛争のために緊急出版されたエマニュエル・トッドの「第三次世界大戦はもう始まっている」
先入観に囚われないで思索するトッドならではの分析がユニークで新鮮です。
ソファに寝転がっていて…
「外婚制共同体家族の分布図」と「共産国の地図」が、突然重なって見えた
…のがエマニュエル・トッドの発見でした。
この後トッドはパリの人類博物館に閉じ . . . 本文を読む
本書はウクライナ紛争のために緊急出版されたもの。エマニュエル・トッドは自国であるフランスでの取材を全て断って、自分の見解を初めて本書で公にしました。
〝冷酷な歴史家〟として話しますとスタートする本書はそれだけ確信に満ちたもののようです。
17年にNHKでスタートした「欲望の資本主義」は大反響を呼びました。番組の中では新進気鋭の経済学者をトッドが叱りつける場面もあり、ネットで話題にもなりまし . . . 本文を読む
リーマンショックとソ連崩壊は同じ理由で起きた…理論経済学者の松尾匡氏はこのことを経済学的に仔細に証明してみせます。新自由主義の大失敗とされる世界レベルの経済的な大事件と、地球の半分を支配した不自由な独裁国家の破たんが同じ原理であることが説明されています。この論考はシノドスに連載時から注目されました。
それは…
一言で言えば、「リスク・決定・責任の一致が必要だ」ということであり、
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ケインズといえばニュートンやアインシュタインのように有名。また日本ではケインズ理論に沿って政府が政策を行ったといわれるバブル期が世界レベルの経済現象でもあり、良くも悪くも歴史に残る事象としてケインズの名とともに語り継がれていくかもしれません。資本主義と経済が抽象度を上げるにしたがってケインズはマルクスの墓地のあるハイゲートを散歩しながら考え抜いたとも…。そのケインズがさりげなく、しか . . . 本文を読む
このわかりにくくなった世界とその混沌をトッドはシンプルにまとめて説明しています。 いちばんラジカルで大きな問題を、トッドは「信仰システムの崩壊」だといいます。 歴史的にキリスト教圏のひとつの中心といってもいいフランスの人間としては、大変思い切った重要な指摘になります。フランス現代思想に代表されるイデオローグや文化人の発言であれば、多くがマルクスの洗礼を受けており、こういった発言があるかもしれませ . . . 本文を読む
ソ連の崩壊を予期して注目されたエマニュエル・トッド。彼はいま、ISやEUの崩壊などグローバルな危機とトランプの登場、日本の可能性などへの発言で再び注目されています。 ソ連の崩壊を予想した時と同じで、トッドは現在の世界の危機にも出生率の低下などを見出し、基本的な判断の基礎にしています。人類学者あるいは歴史学や社会学的なアプローチからさまざまな事象をサンプリングしエビデンスとしていくトッドの指摘は、 . . . 本文を読む
個人以外には個人を規定する中間共同体はアメリカにはありません。家族以外はすべてアソーシエイションであり、それらは特定の目的のための中間集団にすぎず、日本の中間共同体のような個人を束縛する共同体はアメリカにはないのです。 イタリア系やドイツ系、ユダヤ系…そういった出身国や民族ごとのコミュニティがありますが、個人の属性を規定するものは宗教を除けばほかには原則としてなし。個人が所属する集 . . . 本文を読む
アメリカの大学で教えているアメリカ外交史の学者(日本人)が「アメリカはワカラナイ」といいます。以前、防衛大臣就任直前の人がTV出演で「アメリカはキチガイ」といっていました。しかし、2人とも「アメリカについていかなければならない」と強調します。「ワカラナイ」のに「キチガイ」についていけとは無責任な発言だと思いますが…。問題はそれよりこれらの日本の専門家のレベル。日本ではありがちな&h . . . 本文を読む
価格はどうやって決定されているのか…この基本的な疑問が解けないと資本主義経済そのものが理解不能になります。もちろん理解できないのであればコントロールなどできるはずがありません。それが世界の現状である可能性は高いのではないでしょうか。需要と供給から価格が形成されるのはセオリーでした。価格形成の場である市場では、経済合理性と完全情報が前提になり、需要と供給から価格は形成されます。逆にいえ . . . 本文を読む
先進国とはなにか? バブルとはなにか? という日常的な問いに対する解答はあるのでしょうか?Wikipediaをみると先進国について“OECD加盟国で一人当たりGDPが1万米ドル以上の国”といったアバウトな定義がされています。OECD加盟国は欧米がメインであり、英語とフランス語を公用語とするところなどからも普遍的ではありません。何より経済学的な、構造の差異を示すような数理的な . . . 本文を読む