道元の正法眼蔵を読んでいると、ふとこういう言葉にであった。
そう、竹が風にそよいでいる。
これは、誰にも経験ある思いではないか。
竹のなかを歩いていると孤独を忘れる。
竹は割り箸くらいにしか利用できないし、竹林は開墾しにくいが、この無駄こそ、日本人の感性には最も必要なものである。
無駄をわすれた文明は滅びる。
ホイジンガは、遊びを失った文化は崩壊すると言っている。
東洋文明にとって竹は重要な存在である。
パンダも竹林無くしては生きてゆけない。
京都を見てもわかるように、本来、日本には自然なしの都市文明はない。
欧米は、自然と都市をわけているが、日本は都市に自然を取り込んてきた。
竹林、草庵、茶室、華道、など、日本文化は、自然のままを、本旨とする。
どんな城の城主でも、草庵のあるじに、まさることはできない。
現代日本は、戦国時代のようだ。
強盗、さぎだらけである。
こういうときは、草庵にこもっているのがいい。
しかし、日本政府も、まず国内の治安を維持せねばならない。
これは、ウクライナどころではない。
内なる安全保障なくして、外なる安全保障を語る資格はない。
とにかく、今の日本は危ない。
育児保障というが、そもそも若者の人口、所得ともに、下降を続けて、結婚できても、3人以上産まないと人口が回復しない。
そうなると広い家も必要になる。
育児休業より、今現在多発しているのは、介護の問題だ。
介護休暇と育児休業で職場は動かなくなる。
政府は、現場をまったく知らない。
税金を上げることしか考えてない。
少子化対策をかまびすしく言うかたわらで、強盗、詐欺、のまん延。
今、国民にできることは、じっと家に引きこもっていること。
しかし、それでは、お金がなくなるので、犯罪社会に出ていってこそこそ働くこと。
しかし、そのうちお金はなくなって行くよね。
でも、21世紀は自助努力の新保守主義。
強盗にあうのも、なんでも自己責任。
どんな政権も、ばら撒き主義、そしてにっちもさっちも行かなくなり、増税。
そうして大学の授業料も値上がり。
すべての財やサービスも少なくとも税の分だけ値上がり。
そして、みんなの生活が苦しくなるとまたばら撒き。
こんな日本はどうなるのだろう。
大学進学率は、こういう状況でもあがっている。
私は、日本の場合、大学進学になにか信仰のようなものが根底にあると思う。
年齢が経つとなにか分かってくる。
Fラン大学もたくさんあるなか、入るのに血みどろの死闘を演じている大学もある。
なにか、それぞれの大学の奥深くに、鏡のような御神体があるもののようだ。
まるで犬夜叉か。
つまり、大学に行ってどうなるかは、わからないが、大学に入るまでは、民間信仰のごとく、
必死になる。
だから、受験産業も教育産業も、入った時点で終わりで、後は何も述べない。
日本の特に国立大学はなぜ無料ではないのか、どころか、なぜ授業料を上げてきたのか。
これは、明治政府のなかでも検討されていたことだが、結局、留学できる資力が必要だ、ということになって、授業料を徴収することになったという経緯がある。
現在の日本は、しかし、私立大学の経費の問題などでいろいろ難しいのだろう。
私としては、大学の経費を国が全部負担するのは、全国民が受益者でないので、難しいと思う。
それは置いといて、現在の最大の課題は、安全国家の日本神話が、崩壊している日本をなんとかして欲しい。
具体的には、強盗、詐欺の壊滅である。
しかも、働き盛りの年齢の者や、少年が闇バイトに入っている。
まさに、人生の終わりだ。
治安の維持が崩壊して、刑務所だけが栄える。
刑務所や死刑が怖くないのだろうか。
現実から逃避しようとして、犯罪に走る。
しかし、刑務所からの逃避はできない。
無期だったら、ほぼ永遠にできない。
日本は格差社会を問題にしてきたが、今や外を歩くことすら、危ない世界になってきた。
これは、対外政策どころのさわぎではない。
北、、が危ない、ウク、、が大変だ、どころか、日本国内が危ない。
これから生まれる子供以前に、今の国民が危ない。
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