laggards watch diary

時計と仮想通貨生活

ラドー ロイヤルエレガンス

2016-02-10 11:43:07 | 日記

個性的な時計を作るブランドだが、製作過程の中で必ずベーシックなモデルについてぶちあたるはずだ。

他社にない強み、もしくは他社にないモデル製作は、自己満足とニーズ無視の背中合わせ。
面白いのに売れない、売れないからもっと個性を出す、また売れないのサイクル。

たまに、こういうベーシックなモデルに手を付けてみる。自社からは不満が出たりする。らしくない、今までの努力は何だったのか、と攻められることもある。売るため、生活のための苦渋なスタンダードが誕生する。

だが、スタンダードが定番化すると、ブランドは安定するが、尖がりがなくなり、つまらなくなる。売上維持のため、スタンダードがスタンダードを生み、いつしか個性が失われる。
個性モデルの担当者は追われ、社風は消え、いつのまにかただのブランドになってしまう。

苦渋スタンダードをキープしながら、
面白いモノを作ってもらいたい。

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