laggards watch diary

時計と仮想通貨生活

初めてアンティークを買う友人の話14

2014-11-10 20:04:57 | 初めてアンティークを買う友人の話シリーズ

もう少しベルトのお話を。

画像の様に、薄い光沢あるクロコダイルがアンティークにも相性が良くやはりオススメである。
だいたい、アンティークショップ独自でベルトをつけていることがほとんどなので、あまり選びようもないが、価格にベルトの金額ものっかってるんだから、軽視できないだろう。


竹模様を竹ふと呼んでいて、玉ふよりも人気があるため、価格に差がある。

…そもそもクロコダイルのベルトというのは高いイメージだが、ブランドによって大きく違うのもどうだか…。

1匹のクロコダイルから時計のベルトにできる本数はだいたい7本程度。
その革をとる場所によって、革模様が違ってくるわけだが…

高いベルトほど、この革模様を均一にしたがる。つまり、竹模様こそ美しいという信仰めいたものがあるため、革の端までちゃんと竹模様になっているものを選ぶ。

つまり、通常7本程度とれる所を革の模様均一のため限定的にとる。
そのため、クロコダイル1匹の原価が本数に割り振られ価格が高くなるわけだ。

まぁ…この辺りも好みかな。

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Jackroad(ジャックロード)

初めてアンティークを買う友人の話13

2014-11-07 17:44:53 | 初めてアンティークを買う友人の話シリーズ


革ベルトにも着目したい所。
現行品は偶数サイズ、アンティークは奇数サイズが一般的。
つまり、現行品なら18mm、アンティークなら19mmの様に。

前出のとおり、革ベルトまでアンティークというのは少ない。そのため、オリジナル尾錠も比例して少なくなる具合に。

よく使われるのは、薄いクロコダイル。これは定番。しかも光沢のあるやつ。
現行品に合わすなら、マッドで厚みのあるクロコダイルだけど、アンティークとそれを合わせるのは、どうもね…。
よく、アンティーク雑誌で紹介してる時計なんてみると、時計とベルトが合ってないのを見かけるもん。いや、つまり、オリジナルにより近づけるという意味でね。

少し、通になるとピックスキンかな。豚革。これはよくバネ棒じゃないケース一体型の時計に使われたりしてるね。素材もカサカサした感じで、アンティークには良く合うしお作法的にも好きだな。
最近は、そのピックスキンのベルトて少ないね。よく似たのでおすすめなのは、オーストリッチ。それのシボが出来るだけ無いものを選ぶw
耐久性もあるし、アンティークの風合いを損なわない。

もう少し通だと、あえて安いカーフスキンの緑や青のものを選ぶ。この安いて所がポイントで、パテの金無垢に3千円ぐらいのベルトを使う。これは、そのギャップを楽しむという理由ではないんだな。

少し昔の革製品の色合いで、今の様な鮮やかな目にも身体にも良さそうな着色ではなかった。もう見るからに身体に悪そうな革の色w その濃厚な色合いが当時のアンティークには良く合うんだ。
残念ながら、そんな昔なベルトに出会うことは少なくなった。そこで、目をつけたのが、安いカーフスキンのベルトてわけ。この辺りは好みもあるかな。

続きますー。

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初めてアンティークを買う友人の話12

2014-11-05 16:42:13 | 初めてアンティークを買う友人の話シリーズ
さて、次は文字盤の話。

1930年代まで見られたエナメルやポーセリン文字盤。陶器ですねずばり。
懐中時計のアンティークなんてだいたい、そんな文字盤ですねぇ。

経年変化しにくい。だけど割れやすい。割れたらほぼ修復不能。
現行品で身近だったクロノスイスのoreaの文字盤交換が8万ぐらいだったのは笑ったが…

実用品だと上記の素材はちょっとね。ロンジンのクロノでエナメル、でも怖くてつけられないなんていうのもよくある話。パテのエキゾチックなんてのは、棚に飾る工芸品、いや芸術品か。

やはり実使用なら真鍮で。いやだいたいこれなんだが。シルバーてのもあるが、アンティークならやはり普通ので。

で、やっぱりオリジナル文字盤。これは譲れないなぁ。リダン、つまり文字盤いじくられたら、やっぱり別物だと思うから。

ショップやネットで文字盤がオリジナルかリダンかわからない友人へ。

POPや説明にオリジナル表記がないなら、リダンですw
ロレなんて、リダンだと修理も受け付けてくれないんだから。

初めてアンティークを買う友人の話 11

2014-11-03 20:28:07 | 初めてアンティークを買う友人の話シリーズ
そう、別にオリジナルじゃないといけないてわけじゃない。

これは個人のアンティークに対する考えたかな。使用できれば、オリジナルじゃなくても良し。それも一理ある。
昔の国産でもSEIKOにオメガのリューズがついたりしてるものがあったりねw

それから、部品が無くてローター芯は違うブランドのものを応用されてたり、勝手にw
ケースとムーブメントの年代が違うなんてこてもざらだから、何を持ってオリジナルと判断するのは中々に難しいわけだ。

で、やっぱりそこでアンティークの買い方に繋がるという話なわけで…

絶対的オリジナル派は、デッドストックで買ってオーバーホールしないてやつ。
歯車磨耗しようが、ガラスに疵がつこうが、そのまんま。オーバーホールしないのかという疑問なんだけどね…

オーバーホールて分解掃除のことで。
時計をバラバラにして、洗浄して注油して組み上げるというね。

つまり、現代人がバラして組み立てたら、その時計は別物だというマニアな話。50年前の職人と時計学校出たて数年の組み立てでは違うだろうと言う話なわけで。いや、実際は現在は時計学校以外にオーバーホールを学ぶ場所なんてほとんど無いし、熟練になった時計技師もいるから、否定してるわけじゃない。

アンティークのオリジナルに、自分の考えたをどこに持っていくかの話で。
それこそが、こだわりだもんね。

続きますー。



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クリエーター情報なし
OMEGA(オメガ)

初めてアンティークウォッチを買う友人の話10

2014-11-02 17:39:01 | 初めてアンティークを買う友人の話シリーズ


ケースも掘り下げるとたくさんあるが、とにかく出来るだけ、仕上げ直ししてないケースを友人にすすめる。
あまり大きな疵は否めないが、例えば写真の様なオメガぐらいの、ゴールドの劣化は必要だろうと思う…

そして、次に風防…
あなたのアンティークオメガは、風防…つまりガラスの真ん中にオメガマークがあるだろうか??
センターに純正のものはΩマークが小さく刻んである。
肉眼ではとらえにくいほど、小さいマーク。まさか…アンティーク買うのに拡大鏡、つまりキズ見を持ってないなんて、駄目っすw
買いましょう。。

それから…



尾錠、純正ですか??
もちろんリューズも。。
革ベルトは数年で朽ちてしまうから、
革ベルトそのもの純正というのは相当珍しく替えられているのがほとんど…

実際、スイスでアンティークを買う業者の方もベルトはホテルて外してしまうことが多いそう。革の条約の問題で。
なので…店頭で並んでる半世紀前のアンティークの革までデッドというのは中々ね…

外装は、風防、リューズ、尾錠は純正のものを。もちろんケースも。

よくある話、リューズの場合、海外送りで修理をして、新しいものに変えられたなんてよくある話。この辺は文化の違いかな。IWCの魚マークが現行リューズに変えられたて泣いた友人もいたしねw

海外送りで10万円近く修理代とられて、挙げ句リューズ変えられたら、泣くに泣けない。。
つまり、購入する時は、パーツの有無はちゃんと確認しましょう。

続きますー。

オメガ コンステレーション G-TOP クロノメーター パイパンダイアル 168.005[アンティーク]メンズ[並行輸入品]
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