昭和天皇実録

　昭和は遠くなりにけりと昨今は云われますが、昭和天皇の記録が実録として完成したそうです。時間にして24年余、62年の在位期間、87歳のご長寿等から考えても61冊、１200ページになんなんと膨大な実録になったそうです。天皇に関する正史としては完全に編集されたのは始めてのことだそうです。
　私達の世代は昭和の御代に生を受けて昭和の時代を生き抜いてきたと云えます。従って昭和天皇には畏れ多いことですが懐かしさ、親しみを感じます。激動の昭和史は部分的には公開されていますが、未だ報道されていない新しいものが見つけられるかも・・・経費（人件費を除く）2億3千万円が税金から支出されるわけですが私は決して高いと思いません。一日本人としては昭和天皇の記録をきっちりと後世に残すのはそれなりに意味のあることと思われます。
　宮内庁の編纂部門の労作に敬意を表します。これから公開の都度、歴史学者、評論家等の解説版が出るのを楽しみにします。