受験の力”TOITAの航空無線通信士受験塾” 第35期(2025年2月期向け)受講生受付開始!!

分かるから続けられる航空通受験講座!見本記事だけでは、合格できません。出来るだけ早く入会して下さい。

TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播 (4)半波長ダイポール・アンテナその1

2024年09月09日 | 「工学」見本記事

             第1章空中線と電波伝搬
      (4)半波長ダイポール・アンテナ
              その1

今回から 3回に渡って、実際に使用されているアンテナ
でありながら アンテナの基本でもある 半波長ダイポー
ル・アンテナについてお話をいたします。
ちなみに本講座では、試験に必要な事だけをお話してい
ると言っておりますが、今回の半波長ダイポールアンテ
ナ迄は、アンテナを理解する為に必要な事柄ばかりです
ので各期共にお話をしています。

 
それで半波長ダイポール・アンテナの半波長とは、どう
言う意味か、から考えてみましょう。

[半波長ダイポール・アンテナの”半波長”とは?]
下の図は、電波のモデルとして見て頂いた図です。

λと言う文字に注目して下さい。
ギリシャ文字で”ラムダ”と読みます。
例えば  緑の電界について注目してみますとキツネ色で
示します、アンテナの所では  大きさが ”0” で、そこか
ら距離が進むと上方向に大きくなり、その後小さくなり
、”0”になり、今度は、下方向に大きくなりその後、又、
小さくなり、また、”0”となります。
この間の長さを”1波長”と言います。
赤で示しますSIN波状の変化は、磁界です。 こちらも、
λと書かれた範囲が、1波長となっています。
ちなみに  緑の電界は、距離・時間と書いてあります軸
より上が”+”で軸より下が”-”です。
そして、赤の磁界は、軸より奥が”+”で手前が”-”です。
どちらも”+”、”-”と変化しています。
波長は”λ”で表記されますので覚えておいて下さい。

ここで、波長と周波数の関係を調べてみます。
周波数とは、1秒間の振動の数です。
(1つの振動とは、1波長分の時間又は、距離における大
きさの変化の事です。)

つまり、周波数とは1波長分の振動1 秒間に何回有
ったかと言う事です。
周波数の単位は、 [Hz](ヘルツと読みます)です。
単位は、重要ですので  今後、新しく単位が出てくる度
に覚えて下さい。 新しい単位が出てくる度に ノートの
最初のページに書き留めておくのも良いですね。

ここで、電波の伝わる速さを思いだして下さい。
もう忘れたと言う方もいらっしゃると思いますが  今日
からは、絶対に忘れない様にして下さい。

光は、電波の周波数が高いものですので  光の速度と電
波の速度は、同じです。
ズバリ、電波の速度は、30万キロ・メーター毎秒です。
地球の赤道の長さは、約  4 万キロ・メーターですから
電波は、1秒間 地球を7周半する事になります。

1 秒間に 30 万キロ・メーター進む間の振動数を f だと
しますと
   λ = 3 x 10^8 /        (1)

と言う事になります。 ここで10^8 と書きましたのは、
エクセルの書き方で 10の8 乗を表します。
これからも 式は、エクセルでの書式としますの で通常
の書き方で書き留めておいて下さい。

航空無線に使われる電波の周波数は、  [MHz] (メガ
ヘルツと読みます。)と言う単位で表されます。
メガとは、10^6 を表す補助単位です。ちなみにギガ(
G)は、10^9 ですからメガの1000倍を表す補助単位で
す。 航空無線で使用される周波数は、 メガが 一般的で
すので(1)式は、(2)式の様に書けますのでこちらで覚え
ておいて下さい。

  λ = 300 / f  [m]     (2)

f の補助単位は、メガです。
それでは、波長を実感してみましょう。
航空無線で洋上以外で使用される周波数の波長の計算を
簡単にする為に100 [MHz] としますと1λの長さは、

  λ 300 / 100 = 3 [m]

となります。
それでは  もう一つ。東京にTBS ラジオと言うラジオ局
があります。

周波数は、954 [KHz] (キロ・ヘルツとよみまして、
キロは、10^3 を表します。)ですが、 計算を簡単にす
る為に、1000 [KHz] = 1 [MHz] としますと

  λ = 300 / 1 = 300 [m]

となります。周波数が低い程、1 波長は、長くなり周波
数が高くなるほど、1波長が、短くなります。
皆様が使用しているスマフォの場合は、30[cm]程です。
波長を理解して頂いたところで ”半波長” の意味ですが、
1 波長の半分と言う事です。
1 波長が "λ” ですから半波長は、"λ/2(2分のラムダ
読みます。)” と言います。半波長と言う言葉も覚えてお
いて下さい。
今回お話します半波長ダイポール・アンテンに半波長と
名前が付く理由や何故、半波長なのかは、後々お話を致
します。

半波長を理解して頂いた所で 半波長ダイポール・アンテ
ナとは、どの様な構造のものか見てみましょう。

[構造]
図-1の灰色で示す部分が半波長ダイポール・アンテナで
す。

真ん中の丸にSIN波のマークは、交流電源を示します。
このマークは、回路図記号でこれからもズーッと出てき
ますので覚えておいて下さい。
この図での交流電源は、高周波電流をアンテナへ供給す
る送信機と言う事になります。
高周波とは周波数の高い交流を言います。どの位高い
かは、規定されていません。音声の周波数や楽器等、人
の耳に聞こえる周波数を低周波と呼び、それより高い周
波数を一般的に指します。(低周波と高周波の周波数の
境も規定されていませんので例えば 40 [KHz] 位の周波
数ですと説明文の文脈から高周波を意味する場合と低周
波を意味する場合が有ります。)
高周波電流を、アンテナに繋ぎますと、電波として輻射
射されます。その仕組みは、次回お話をするとしまして
、とりあえず ”高周波”と言う言葉も覚えておいて下さい

図の縦の赤い線は、給電線 と言いまして、送信機からの
高周波電流をアンテナへ導く為の物です。
アンテナは可逆性 がありますので、受信の場合は、ア
ンテナで捉えた電波で誘起する高周波電流を 送信機の代
わりに繋いだ受信機へ導くものと言う事になります。
アンテナ部分としては、給電線の両側にそれぞれλ/4 の
導線または、導体のパイプを配したものです。
左右にそれぞれλ/4づつありますのでト ータルの長さは
λ/2 となります。


次回は  半波長ダイポール・アンテナから電波を輻射する
原理や指向性等についてのお話をいたします。

  「航空無線通信士受験塾」からの
        お知らせ


当講座は、会員制です。
記事の全文 読んで頂く事を始め、  質問をして頂いた
り受験の相談をさせて頂く方を限定する為、会員制と
しています。
限定する理由は、受講される方の学習の進み具合を把
握する為です。

参考書を選ぶ極意は、今、ご自分が分からない事柄を
選び  その分からないっ事柄が ご自分にとって分かり
やすい説明で書かれているかを見極める事です。
学生の中には、講師の品定めか、「先生、これ、どう
言う意味ですか?」と聞いてくる者がいます。
この場合の学生の意図は、この講師は、自分の疑問を
理解させてくれる人が見極めるのが目的です。
講座選びも同じです。
分かりやすいか・分かりにくいか、記事の見本でご確
認下さい。
春休みにお話をしました通り、独学は、難しく試験
迄の時間は、それ程永くありません
お早目の入塾をご検討下さい


入会希望の方は「入会案内書希望」と書いて、以下の
メール・アドレスへお送り下さい。
直ぐに「入会案内書」をお送りします。  
なお、メールには、お名前の記載は、必要ありません

また、コメント欄からのお申し込みも 受け付けていま
す。
コメント内容は、ブログ訪問者の方には、 見られない
様になっていますが、 お名前の記載は、避けて下さい

なお、入会案内書の 送付先のメール・アドレスは、
ずお書き下さい
入会に関するご質問もお受けしています。 勿論、受験
生の ご両親様からのご質問やご相談も受け付けていま


TOITAの「航空無線通信士受験塾」 メール・アドレス

toita-aero@awa.bbiq.jp  

お知らせ
toita-aero@har.bbiq.jpは、2024年7月12日より不具
合により使用を停止致しました。 ご迷惑をお掛けいた
しますが、宜しくお願い致します。 

応援して頂ける方は、下のバナーを クリック して下さ
い。 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前の記事へ | トップ | 次の記事へ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

「工学」見本記事」カテゴリの最新記事