第2章無線局の免許
(1)無線局の開設決定から
運用開始までその1
赤紫の文字は、法規の用語解説
のページを参照して下さい。
今回から無線局の免許を取得して 運用開始する迄 の
手順をお話しします。 本来、 当講座では、出題数の
多い項目からお話しをするのですが 無線局の免許の
お話しを先にする理由は、 無線そのものを 意識する
機会が無くなった事により 無線局を開局する事が 身
近で無くなった事によります。 昔は、 アマチュア無
線が盛んでしたので、 無線や その為の無線局を開局
する事がわりと 身近な事でした。
”無線局の免許”は、 無線工学で言えば、”電磁気”や”
電気回路”に当たる、基礎ですので 総則に続いて第2
章として ”無線局の免許"のお話をする事としました。
また 無線局の免許を理解しませんと一番出題数の多
い無線局の運用 が理解出来なくなると言う 理由もあ
ります。
次にお願いなのですが、航空無線を身近に感じて頂く
為に余裕のある方は、2万円程のハンディー受信機を
購入して実際の航空無線を聞いて頂く事です。航空無
線に興味が出れば、勉強が進むはずです。今年、コロ
ナウィルスに対する補助がなくなりましたが、今なお
コロナが終息した訳では、有りませんので注意をしな
がら、勉強に関係する事柄にもせっする様にして下さ
い。
この様な機会に航空無線を聞きながら、お近くの空港
を離着陸する航空機の様子を flight radar24 でご覧
になると面白いと思います。
但し、通信内容は特定の相手方へのものですのでその
存在や通信の内容を漏らすと電波法違反になりますの
で、気を付けて下さい。
また、時間に余裕のない方は、ネットで航空無線を聞
く事が出来ますので、こちらをお聞きになってみて下
さい。
※”上の"flight radar24" または、”ネットで航空無線を聞く”の文字
をクリックして下さい。
法規を理解する重要なキー・ワードに ”免許” が有り
ます。
免許と聞かれて皆様は、特段の考えは、お持ちになら
ないと思いますが、電波法を理解する上で大変重要な
キー・ワードです。
免許とは、本来しては、いけない事を条件の揃った場
合には、特別に許すと言う事です。
”車の運転は "万民がしては、いけない。”と言う事が
大原則です。
が、しかし、運転技能が認められ、道路交通法を理解
している人には、特別に運転が許されます。それが免
許です。(その昔は、車の構造迄試験対象でした。無
線通信士の免許で言えば、無線工学ですネ。)
先に、道路交通法を理解していると言いましたが、車
の免許試験で道路交通法第何条を言いなさいと言う問
題は、ありません。 試験の内容は 道路交通法は、ど
の様な事を言っているか理解しているかを観る試験で
す。
電波法の試験も同じ事です。暗記は、通用しませんネ
。国は、万民にやたらと、電波を出して欲しくないの
です。航空無線を何も知らない人がやたらと電波を出
したら事故が続出します。それだけ、航空無線通信士
は、特別な人であることを理解して下さい。
本講座の卒業生のクロちゃんさんによりますと、航空
無線通信士の免許を持っている方は、航空特殊無線技
士の免許を持っている方からは、一目置かれるそうで
す。
無線局を運用する無線従事者に無線従事者免許がある
事は、ご存知と思いますが、無線局の免許については
、どうでしょうか?
無線局そのものにも免許が必要です。
もし、無線従事者免許をもった人々が勝手に無線局を
開局したら収集が付かなくなります。
例えば、放送局は、無線局ですが、勝手に開局する事
が、出来ないと言う事は、電波法や放送法を知らなく
ても想像がつきます。
特に放送局の場合は、安定して長期にわたり維持され
る事が重要になりますので、経営面での審査も受けま
す。
放送局の倒産って、聞いた事。有りませんよネ。
昨今、コロナの影響で放送局の経営も厳しいそうで出
演料 (ギャラ) の高い方が 次々と番組から消えてゆき
ました。
今回は、”無線局の免許”を理解する上で重要な”免許”
と言う概念のご説明を致しました。
次回は、無線局の概念を総則から紐解きます。
「航空無線通信士受験塾」からの
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言う意味ですか?」と聞いてくる者がいます。
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夏休みにお話をしました通り、独学は、難しく、試験
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