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TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第3章半導体・電子管・電子回路 (1)受動素子と能動素子

2024年10月13日 | 「工学」見本記事

      第3章半導体・電子管・電子回路
      (1)受動素子と能動素子

今回から”空中線と電波伝搬”、”航法支援施設”と ほぼ、
同じ出題数である ”半導体・電子管・電子回路” のお話
を致します。しかも、これらの3つの大項目の全問に答
えられると 無線工学の試験に 合格できると言う極めて
重要な項目です。

皆様は、 電子機器と言う言葉を 聞いた事があると思い
ますが スマフォやTV等身の回りには、多くの電子機器
で溢れていています。 特に、 スマフォは、一日中、手
から離せないと言う人も多いようです。
しかし、皆様にとって”電子機器”という言葉は、”off 
limits” と言う言葉と同義語で それ以上近寄る事もない
物なのでは、ないでしょうか? ちなみにこの言葉には、
”禁句”  と言う意味もあるようです。
しかし、分かってきますと、”電子機器”ってすごい。そ
の”電子機器”が分かる自分も凄いと思って頂ける事と思
います。(当講座の受講生の方々とのやりとりから感じ
た事です。)

電子機器は、”電子部品”と呼ばれるものを複数繋ぎ合わ
せる事で様々な機器を作りだす事が出来ます。
まず、皆様には、電子部品の分類から勉強して頂きます


その後、電子回路のお話しを致します。
その前に、第1章の第1回目に”電気って何”と言うお話を
していますので、かならず、復習しておいて下さい。

それでは、第1回目は、電子部品の分類です。
電子部品は、 皆様の身近な所では、 スマホやパソコン、
TV、 デジタル・オーディオ・プレイヤー等で 使われて
います。また、大きなものでは、放送局の送信機や前章
の航法支援施設のレーダで、その出力は、数 [MW]の大
電力の送信機に使われています。
これらの電子部品の大きさは、放送局で使用される様な
電子管の場合には、長さが 数 [m] で、 重さが 数 100
[Kg]と言う巨大な物から小さい物では、LSI 内部でのト
ランジスターで大きさは、20 [nm] (nm: ナノメーター
は、10 億分の1 メータです。)。 電子部品の大きさは、
様々ですが、その原理は、皆、似ています。

それでは、電子部品の分類からお話をいたします。

1.電子部品の分類
 1-1.受動部品(素子)
    受動部品には 電気回路でお話をします抵抗・コ
    イル・コンデンサー等が代表的です。
    これらの部品は  関数における定数の様な役目を
    します。
    例えば、抵抗の値を R と し、抵抗の両端電圧を 
    Vとし、抵抗に流れる電流を I としますと

          V = RI

    この式が意味するところは、Rと言う定数が同じ
    であれば、電流の量により抵抗の両端電圧;Vが
          決まる事を意味しています。
    また、

         I = (1/R)・V

    とすれば、 電圧に (1/R) と言う定数を掛けてや
    れば電圧による電流が求まる事を意味します。
 
    この様に定数的な役目をする部品が  受動部品 (
    素子)です。
    ここからは  一般的な言い方で受動素子と言う事
    にします。

続きは、10月の「法規」と「工学」のぺージでお読み下
さい。

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分かりやすいか・分かりにくいか、記事の見本でご確
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