ありがとう

ともだちからプレゼントが届いた。
折しも、息子の入試でやきもき、イライラしているさなかのこと。
私の好みを見事直球ど真ん中でキャッチャーミットに落ちた。
しばらく忘れていたスタンプ遊びの火を、再び灯してくれるかのような図案集。
大好きな雪模様のコースター、そしてコーヒー。
また、別の友だちは、たまたま訪れた街で見つけたシトロエンのキーホルダー。
ありそうでないのが、シトロエンのキーホルダーなのだ。
マイナーなクルマだから仕方がないのかも知れないけれど、自分で探すとなると時間も手間もかかってしまう。

いずれのプレゼントも、訪れた店先で私のことをふと、思い出してくれて、きっと喜ぶんじゃないか、と選んでくれた思いやりにあふれたモノたちである。
本当に、とっても嬉しかった。
張り詰めていた心の糸が、ふっと緩んでほっこりと、はんなりと。
私がカリカリしても仕方のないこと。
そんな気持ちの余裕を取り戻すきっかけを与えてくれた。
ほんとうに、ほんとうに、どうもありがとうございました。