小学校卒業後、自由気ままに過ごしていた息子
だけど、きっと葛藤していたことだろう
桜が散り始めたら、中学校の入学式だ
源次郎は徐々に朝早起きをするようになり
夜は22時前には必ず眠るようになった
ボクは小学校卒業式前と同様に
中学校に関する話を一切しなかった
(横浜赤レンガ倉庫・フラワーガーデン)
前日、学生服を用意した
源次郎はイライラしている
ボクは反応しないようにした
息子の不安が言動に表れる
当日、入学式は午後からだというのに
源次郎のスマホは
ボクのスマホと同じ時刻(AM5:30)に目覚ましが鳴った
ボクは洗濯機を回し、朝食を済ませ
仕事へ行く準備をする
だけど、源次郎は眠ったままだ
AM6:00過ぎに、友達からのLINEの着信音が鳴った
約束でもしていたのだろうか
起きだすとオンラインゲームを始めた
この兆候から得られるものは、よく分からない
ボクはいつも通り7:00前に家を出発した
あとは妻に任せる
その後、どうなったのか...仕事中はそればかりが気になった
入学式は12:30からだ
ボクの昼休憩(12:30-13:30)と同じ時間だ
スマホを見ると、妻からLINEの着信があり
学生服を着た源次郎の写真が送られてきていた
どうやら入学式に行ったようだ
(赤レンガ倉庫・夜景)
ボクが帰宅したら、源次郎はわざとらしい声で
「あ~疲れた!!」
その声色と表情に安堵が感じられた
おとうも源次郎の事で疲れたよ...と言いたいところをぐっと堪えた
クラスにも恵まれたらしい
保育園時代からの長い付き合いの友達3人が一緒だった
そのうち2人が入学式後に
我が家に遊びに来ていたという
(青白い線はシャッタースピード30秒の間に通り過ぎて行った自転車の灯り)
もしかすると、小学校から中学校へ
源次郎の情報が引き継がれたのかもしれない
源次郎の天敵(いじめっ子)とは別クラスになっているし
女性の担任だ
(小6でもお願いして女性の担任にしてもらったのだが...)
親としてはとても助かる
友達の力は、今後も大きくなっていくことだろう
おとうと源次郎は、さらに遠い距離感となりそうだ
様々な家庭の在り方があると思うけど
我が家はおとうが小さな存在である方が上手く行くようだ
まだ中学校生活は始まったばかり
はじめの一歩を踏み出したところ
この先に何が起こるかは、誰にも分からない
複雑な時代を生きなければならない子ども達(源次郎も含めて)
いつ再び不登校になっても不思議ではない
3日連続で学校へは行ったけど
ボクは覚悟をしておこう
まだ「不登校は終わったわけではない」...と
(2013年12月、保育園児の源次郎...5歳)
ボクは過去に
統合失調症患者を持つ家族会で講習会を受けたことがあります
その時の講師が語っていたこと
子どもの心をガラスのコップに例えると
一度、穴が開いてしまったら
いくら親が愛情を注いでも、こぼれてしまう
いつまでも満たされることは無い
親だけではなく
周囲の第三者(友達など家族以外)の理解や協力の下に
穴は塞がっていく
しかし「目に見えないひび割れ」が残っている
ひびは、とても脆くて
何らかの衝撃で、再び穴が開いてしまうという
「継続的な支援」と「本人が目標や楽しみを持つこと」で
年月をかけて、もとのコップに戻る(自立・自律する)そうだ
我が家でいうと
おとうは教育に関して口を出さずに(ギャグは言うけど?)
距離を置いて見守り続けること
おかあはつかず離れず寄り添い続け
本人の話を聞き入れること
良い友達との繋がりを持ち続けること
本人が目標や楽しみを見つけること
そんなことを感じました
(5歳児、パイナップルを持つだけで笑顔になれてしまう)
おとうは、あの頃に戻りたい...
でも、前へ進むしかないのだ!!...と自分に言い聞かせています(#^.^#)
あ、またギャラ(肖像権料=お小遣い)発生だぁ~(>_<)