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「口蹄疫とは、どんな病気か 」 All aboutより

2010-05-19 17:15:15 | 社会・経済
口蹄疫に関する寄付・義援金について、こちらが参考になります。↓↓↓
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1408.html





All aboutで、口蹄疫に関する記事を見つけた。
10年前の政府や県の対応、また殺処分となった家畜の頭数などが記載されている。

■All about
http://allabout.co.jp/gm/gc/45341/

今週あたりから口蹄疫に関するマスコミ報道が増えたが、以前から口蹄疫発生について知っている人間なら、その報道内容に違和感を感じるだろう。

初動において、県の対応に遅れがあったかもしれないが、それ以上に政府の対応には問題があったと思われる。
しかしながら、新聞などを見る限りでは、政府の対応のマズさに対する批判は、あまり見られないように感じる。

農林水産委員会の動画を見ても、大臣には切迫感が全く無い。
http://blog.goo.ne.jp/freedomeagle/e/5e8fb4e4941a0f13871fd68cd09fa1a9

宮崎県知事のブログでは、4月中旬から口蹄疫について触れられており、ゴールデンウィーク明けの記事からは、現場の凄惨な様子を垣間見ることができるだろう。
あまりにも県と国との意識に大きな開きがあると思う。

前回発生時との対応と比べても、今回の政府の対応は緩慢であるといえるだろう。
大臣は「初動に問題はない。反省することはない。」と言ったそうだが、そこまで言い切るなら、前回の経緯・対応と今回の経緯・対応とを比較し、きちんと検証した上で説明してもらいたい。

前回は、「宮崎県と北海道で発生し、最終的には宮崎県で35頭、北海道で705頭の殺処分で終わりました」とのこと。今回はというと、「5月18日現在、牛と豚を合わせて、11万頭以上が殺処分になるという」ことだ。
単に「前回より規模が大きかったから」とか「県の対応に問題があったから」などの言い訳で説明できるレベルではないことは明白だろう。



<口蹄疫>初動対応「問題ない」 赤松農相

5月18日11時50分配信 毎日新聞

 赤松広隆農相は18日の閣議後会見で、口蹄疫の対応について「私自身はやってきたことに全く反省、おわびすることはないと思っている」と初動対応などに問題はなかったとの認識を改めて示した。殺処分対象の家畜が11万頭を超えたことについては「これだけの数が出たのは残念だ」と述べた。

 家畜伝染病予防法の改正や特別措置法の必要性については「今、とりたててやらなければいけないということはない」と否定的な考えを示し、「この方針で行こうと(17日に鳩山由紀夫首相と)下打ち合わせの話ができた」と明かした。【佐藤浩】






■All about
http://allabout.co.jp/gm/gc/45341/


口蹄疫とは、どんな病気か



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宮崎県は全国3位の肉用牛の産地。口蹄疫の流行は非常にダメージが大きい



口蹄疫(こうていえき)とは、動物がかかる伝染病の一種。口蹄疫にかかる動物は、いわゆる偶蹄目(ぐうていもく)、つまりヒヅメが偶数ある動物になります。例えば、牛、豚、ヤギ、羊、鹿、イノシシなどがそれにあたります。

感染した個体は、身体に水泡ができたり、発熱などの症状を見せますが、この病気が最も恐ろしい点は、感染力が非常に高いこと。ただし、感染しても死亡率はそれほど高くありません。一方、口蹄疫は人体には感染しませず、感染した牛や豚を食べても感染には至りません。その点だけは安心できます。

その口蹄疫が、4月から日本の宮崎県で発生。5月18日現在、牛と豚を合わせて、11万頭以上が殺処分になるという大変な事態になっています。

前回は740頭の殺処分で終了口蹄疫は10年前の2000年にも発生しましたが、覚えているでしょうか? この時は宮崎県と北海道で発生し、最終的には宮崎県で35頭、北海道で705頭の殺処分で終わりました。今回はすでにその100倍以上。10年前にこのように被害が少なくて済んだのは、初動の対策が素早かったためと言われています。

2000年3月12日、宮崎県のある農家で具合の悪い牛が見つかりました。症状は発熱と水泡。その時点では口蹄疫とは断定できていません。しかし、約2週間後の3月25日に具合の悪い牛が見つかった農家から半径20キロ以内にある農場の牛と豚に関して、移動が完全に禁止。また半径50キロ以内の牛と豚には、地域外移動が禁止されました。

3月12日に具合の悪さが見られた牛から口蹄疫ウイルスが確認されたのは、4月4日になってのことです。つまりこのとき当局は、口蹄疫と確認される1週間以上前から牛や豚の封鎖を実行していたことになります。

その甲斐あって、そのあと口蹄疫はそれほど拡大はしませんでした。すでにお話したように740頭が処分されましたが、5月10日には口蹄疫終息宣言を出しています。この迅速な対応によって、2000年9月26日には、日本は国際獣疫事務局(OIE)から「口蹄疫に対する清浄国」として認定されました。

初動の遅れで被害が拡大した2010年振り返って、今年の口蹄疫の大流行は初動の遅れが目立っています。最初に口蹄疫と疑われる牛が宮崎県で見つかったのは、4月9日のことでした。しかしこの時点で、封鎖などの思い切った対策を取っていません。

その後4月23日には9日の牛が口蹄疫であると判明しましたが、政府はまだ大きな対策を取りませんでした。現在批判の対象になっているのが、赤松農水相の外遊です。赤松農水相は、口蹄疫が確認された後の4月30日から5月8日まで、外遊に出ていました。

その間に口蹄疫は宮崎県でどんどん拡大。5月に入って殺処分対象の牛や豚の頭数は爆発的に増えています。口蹄疫は感染力が非常に強いため、感染した牛や豚が見つかれば、その農場の他の牛・豚は全て殺処分にするのが基本です。

そのため、5月18日まで126ヶ所の農場で11万頭以上が殺処分になるという酷い事態になっています。

大発生の影響は?口蹄疫が大流行しているため、宮崎県の畜産業への影響が深刻になっていきます。殺処分にされた牛や豚は、当然ながら農家にとっては実害になります。

現在の制度では、家畜を殺処分した場合は、その評価額の5分の4を政府が補償することになっています。しかし、今回赤松農水相は「全額を負担する」と述べています。ですが、最終的に何頭の牛や豚が殺処分されるかまだ確定していないので、当然その負担額もいくらになるかわかりません。すでに殺処分された11万頭という数から考えても、最低でも数百億、場合によっては1000億を超えてしまうと考えられます。財政の苦しさを勘案すると、それだけの金額を負担できるのかは疑問です。

単純な金額だけではなく、宮崎県の今後の畜産業にも甚大な悪影響が出るのは確実です。特に次世代の牛を産むための「種牛」が宮崎には55頭いましたが、その内49頭までが処分されると決定しています。残りの6頭だけは何とか避難していますが、その6頭が今後も無事でいられるとは限りません。種牛の育成には7~8年もかかると言われています。49頭が処分されただけでも相当な損害ですが、残り6頭まで処分されたら、宮崎県の畜産業は壊滅的な被害を受けることに。

日本はアメリカやオーストラリアから牛肉を輸入しているので、国産牛の市場シェアはそれほど大きくありません。だからこそ、貴重な国産牛の産地の1つがなくなってしまったら、余計に海外産に頼るしかなくなります。口蹄疫は目に見えないウイルスを通して感染するので、人間にできることは生きている家畜を封鎖・処分することくらいです。少しでも早く事態が収拾することを願うしかありません。

最終更新者:All About 編集部 (更新日:2010年05月19日)







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