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フロリダ半島日記―人食いアリゲーター(ワニ)

2012-09-19 16:16:46 | 日記
先週末、<老人村>(The Villages)のスティーブ(Steve Gustafson)さんが自分の犬をアリゲーターの攻撃から守りました。この犬は9歳のテリー犬で名前をばバウンス(bounce)といいます。テリー犬というのは本来はキツネやネズミやカワウソを巣穴から追い出すために使われた獣猟犬です。この犬はスコットランドのウエスト。ハイランド。テリアです。退職した弁護士であるスティーブ(Steve Gustafson)さんが小さな白いテリー犬を抱いてその時の様子を動画で説明していました。スティーブさんが地元の新聞社に語ったところによると、小さな湖のそばで昼食を取っていると、この愛犬をアリゲーターが水中に引きずり込もうとしていました。躊躇(ちゅうちょ)するひまもなくすぐ湖に飛び込んで2メートルほどのアリゲーターと格闘。潜るようにしてワニの上に乗り、ワニの頭を水の底に向けるように押し込みました。愛犬が手足をぱちゃぱちゃさせて逃げようとしている間、ワニの後ろ足をガッチリとつかんでいました。手をかまれる前にワニの体を湖に振り払ったのです。こうしてスティーブさんと愛犬は無事岸辺に上がりました。彼らは軽い傷を負っていて治療を受けました。“まるで悪夢のような自動車事故にあったようだった”と述懐。このアリゲーターには別の運命が待っていました。この月曜日のこと。地元の猟師が爬虫類(多分あのワニ)を撃って捕獲。スティーブさんはこのワニを譲り受けてハクセイにしてベランダに記念に飾るそうです。
先週も、2人のティーン。エージャーがアリゲーターに襲われたのですが、からくも助かりました。フロリダの州都タラハシの近くでカレブ(Kaleb)という15歳の少年が祖父と釣りをしていました。しかし、3メートル以上もあるアリゲーターがカレブ少年の胸近くを咬んだのです。アリゲーターがひるんだ時に祖父と少年は見事にこのワニを殺したのです。今週、17歳のフレッド(Fred)少年は水泳中に右手の下半分をアリゲーターにかじり取られたのです。
2000年に入ってからフロリダでは13人の人がアリゲーターの犠牲となりました。2007年11月には、警察の手を逃れようとした自動車泥棒が溜池に飛び込みました。そこで、2.8メートルのアリゲーターの餌食となりました。目撃者の話によると、この犯人は断末魔の叫びと共に沈んでいったというのです。2006年5月では、オカラの森にある泉の湧く湖底をシュノーケルで潜っていた女性が3.5メートルのアリゲーターの餌食となりました。同じ年の5月、3日間見つからなかった女性が小運河の底で見つかり、捕獲したアリゲーターの腹から人間の手が見つかりました。同じ年の又5月、土木工事員が別の小運河に浮かんでいるバラバラ死体を発見。この女性は夜、ジョギング中に一休みして、水面に足をブラブラさせていたら、ワニが陸によじ登って、多分この女性を運河に引きずっていったのです。後に捕獲されたこの3メートルのワニの腹から人間の手が出てきました。
アリゲーターは4000万年も地球上に生息しているのですが、現代においても未だに地から強く生存して新聞の見出しを飾っているのです。