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フロリダ半島日記―フロリダの一牧師の反イスラム行動

2012-09-13 10:21:03 | 日記
9.11の同時多発テロから11年が経ちました。この時に合わせるかのようなテロやデモが中東に起こっています。リビアのアメリカ大使館が襲撃されてアメリカの大使や数名が犠牲になりました。同時にエジプトやイエメンなどにも反米デモがあるようです。冷戦が終わってフランシス。フクヤマが“歴史の終わり”という本を書いて、共産主義とその社会の終焉となり、今後は自由と民主主義の時代が来ると主張していました。しかし9.11などで見られるように未だに世界は多くの問題を抱えていることが分かります。その一つがイスラム教というひとつの“文明”です。アメリカの建国の精神には強固なキリスト教精神があって、未だに他の宗教を認めない人々が多いのです。イスラム教社会は“文明”ではなく異教の特殊な世界であるというわけです。
アメリカ南部はバイブル。ベルトと呼ばれて聖書(バイブル)をかたくなに信じている多くの州がまるでベルト(帯状)に連なっているのです。フロリダ州も保守的クリスチャンの牙城ともいえます。フロリダの片田舎にテリー。ジョンズという牧師がいるのです。この牧師は保守的どころか過激な信仰を持っていてイスラム教の聖典であるコーランを燃やしたりしたのです。これが原因でアフガニスタンでは反米テロが起こり多くのアメリカ兵などが犠牲になりました。小さな田舎の牧師なのですがこの人一人の行動を世界のイスラム教徒は“アメリカのしわざ”ととらえるのです。アメリカにもヨーロッパにも寛容なキリスト教徒は多くいるのです。昨日もクリントン国務長官が、“アメリカは建国以来、他の宗教には寛容なはずである”と演説していました。しかし、この牧師一人の人の行動を“よい言いがかり”とするのです。このフロリダの牧師は2~3日前もオバマ大統領が同性愛を認める発言をした、ということに反発して広場に黒人の大きな人形を絞首刑にするような展示を作りました。また今回のエジプトやイエメンの反米デモはアメリカの映画製作者が預言者マホメットを批判し侮辱した映画を製作したことが原因のようです。この製作者は(有名な悪名高い)テリー。ジョンズ牧師にこの映画の賛同と宣伝に加わって欲しいと言ってきているようなのです。このことを聞いたアメリカ政府の高官は、電話で直接、牧師に電話をして、このような宣伝に加わらないように通達したというのです。今またこの人騒がせな牧師が顔を出せば火に油を注ぐようなものだというわけです。この牧師の写真を見るとひげを生やして何か年老いて苦悩に満ちたような形相です。相当な病気のように見えるのです。