Takashi[to]Shikakei Arts&Music

画家・Gデザイナー・アートセラピスト「なかがわたかし」とミュージシャン「詩歌敬」のブログです。

父との別れ Takashi

2016-06-02 | ライブステージ
5月29日(日)午後10時48分に父が人生にピリオドを打ち旅立ちました。
2週間は病院のベッドでいっぱい管を通されて痛く苦しみましたが、
大往生91歳の人生をまっとうしました。

兵庫県丹波市の兵庫県立柏原病院に16日に入院。
2週間ほど24時間体制でしたが、家族みんなでシフトし看病出来たことが父にとっても幸せだったと思う。
医療スタッフの懸命な治療で少し元気になりかけましたが細菌性の肺炎が急変して食事も取れず、
鼻から管で栄養素を入れたり、酸素吸入の状態で、高齢の体力は日に日に衰えて
最期は眠るように微笑みをうかべた顔で「みんなありがとう」ってつぶやいてるように息を引き取りました。

父は多趣味でした。
社交ダンス、民謡、カラオケ、俳句に短歌、野菜づくりに漬け物の世話など。
中でも、俳句は地元新聞(神戸新聞)で特選の賞をもらいました。
達筆な父でした。
掛け軸に書いて仏間にかける等。
神社や寺の筆係になったり、尊敬するところが多々ありました。
お棺のなかには趣味の道具を入れて持って逝きました。

23年前に母は68歳で難病ALSに苦しみながら
父の愛情溢れる看病むなしく、亡くなりました。
それから同居の兄夫婦と一緒に暮らし「やもめ人生」を過ごしてきました。
環境の良い田舎で(兵庫県丹波市)老後を楽しみました。

死別は悲しい現実ですが、走馬灯のように現れては消えていく父の想い出は、家族にとって晴れやかな気分です。
徴兵、終戦、戦後の貧しい時代を生き抜いた力があればこそ、幸せな人生だったと思う。

素晴らしい生き方をした父の子どもで有ることが誇りに思います。
AB型の左利きは父と同じ、器用なところも父親譲りです。

この肖像画は、
父の88歳「米寿の記念」に描いた「色えんぴつ画」です。
通夜・葬儀の際にも葬式場のエントランスに飾ってもらいました。
最期の顔と同じような表情の肖像画は・・・初々しい時間をつくってくれました。
・・・父に・・・感謝・・・です。

安らかに休んでください 。天国で母といっしょに仲良くね!!

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