Takashi[to]Shikakei Arts&Music

画家・Gデザイナー・アートセラピスト「なかがわたかし」とミュージシャン「詩歌敬」のブログです。

ラコルタにて「福島を語る」関大生、渡邉君!Shikakei

2013-09-12 | ライブステージ
今月で!めでたく!
FirstAnniversary(祝)1周年を迎えた「ラコルタ」吹田市市民公益活動センター!
詩歌敬も何度も通った阪急千里線南千里駅前の千里ニュータウンプラザの6Fです。

吹田の風プロジェクトも所属している「復興支援すいた市民会議」の定例会議も
ここで開催されています。私たちは音楽を届けながら募金活動して復興支援に
携わっています。他では、環境で!食で!学習で!被災地との交流で!
東北の物品支援で!防災意識で!いろんな形を持ち寄って東日本復興支援を
遠く関西の吹田から呼びかけています。また、吹田市に避難されてる被災者の
方々の現状も把握しながら励まし合いながらの活動です。
そのセンター的役割が「ラコルタ」にあります!
ここで、たくさんの市民活動されてる面々と出逢い、アイデアが生まれました。

昨日は、ラコルタと復興支援すいた市民会議とのコラボとして、福島県富岡町で
被災し、現在、関西大学生である渡邊君の地震・津波・原発事故の体験談と
8月に福島県南相馬市に関大のボランティアサークル「UpToYou」6人で
支援活動をしたり、観光をした事も交えパワーポイントで発表する会があって
参加してきました。関大生も人前で報告する事って初めてのようで、タジタジな
所もありましたが、現地で被災、家族を亡くされた方の自宅に訪れたり、
お花プロジェクトの畑の草刈りをしたりヒマワリの種を植えた体験談を
話してくれました。19才の若い人たちが被災地へ行って自分の眼で見て、
次の行動をする事って非常に大事だし、
きっと、将来に繋がって行く事でしょうね!

渡邊君の実体験トークは、飾り気のない言葉やテレ笑いや彼の明るさや性格が、
重くなりがちな発表をやさしく和らげてくれました。
「津波のくる数分前におじいちゃんの迎えの車が来てなかったら死んでいたかも」
車を待っていた「富岡駅」の駅は津波にさらわれ無惨な姿でしたから
間一髪だった・・・
あくる日の3.12.から富岡町の住民は避難区域として避難開始・・・
朝7時に家族で家をでて受け入れてくれた避難所に着いたのが夜の7時
ごはんは「おにぎり1個」毛布1枚で寒さを耐えた等・・・
2週間ぶりに風呂に入れたが温かい泥水に入った・・・
「たぶん・・・今だから語れるのだろうな・・・」

震災から2年半の2013.9.11.
福島の現状は避難区域とそうでない区域との差別やねたみ
生活保証金の違い格差で差別意識が肥大してる事も事実と
渡邊君は語ってました。
「近い将来、福島県富岡町出身というだけで就職差別されるのではないかと」
心配ですと・・・
吹田に避難されてる被災者の方の中でも福島県と近隣県との保証金の問題で
ねたみがあるとかないとか・・・噂ばなしが拡大してるとか・・・

渡邉君の言葉
「未来の被災者である私たちに東北の人から学べる事」にガツンときました。

3.11を風化してはならない!
遠く関西の吹田から支援する事ってなんだろう?
改めて考えさせられた日でした!

最後に渡邉君と握手して帰りました。
いつものテレ笑いの顔が印象的でした。

11/10(日)にはラコルタ全館で復興支援のイベントが企画されます。
勿論、吹田の風プロジェクトも素敵なミュージシャンと共に応援します。