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21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

小沢も意地が悪い

2010-09-25 09:18:45 | 政治にモノ申す
 中国人船長釈放で大変な騒ぎになることを政府は予想できなかったのか。なんとも稚拙な政府の対応に、不安は増すばかりだ。 

 このタイミングで中国は東シナ海のガス田の掘削を開始した。勢いは止まらない。

 アメリカは中国の脅威を俯瞰し、安保義務と引き換えに無言で普天間早期決着を促す。

 つまり、今回の釈放は日本政府がみすみす外交イニシアチブを放棄したことになる。

 なぜ、中国の圧力に屈するのか。弱腰外交で、中国はますますつけあがる。反中派が怒りが爆発するのは、目に見えている。石原慎太郎などは、さっそく谷垣総裁に野党自民の反転攻勢をけしかけた。 

 もっとも反中派ならずとも、今回の釈放は納得できない。たぶん、国民の9割は支持しないのではないか。国家が法の秩序を守れなければ、もはやこの国は無法地帯と思わざるを得ない。大阪地検特捜部の不祥事など、起こるべくして起こったといえる。

 今回、中国がどこまで圧をかけ続けるのか、オバマの訪中が一つのヤマだろう。中国もむやみにこぶしを振り回すことはしないだろう。漁船と巡視船の衝突、しかも船長の釈放を勝ちとったのだから、そこそこで引き下がる。これで、政府はアメリカに大きな借りを作り、沖縄の基地問題はますますアメリカの意のままということになるのか。

 残念なのは中国と最も太いパイプを持つ、小沢が静観していることだ。小沢と中国のパイプは角栄時代から築いてきたもので、自民党の比ではない。いくら菅が頼ってこないといっても、事がことだけに無視するのは与党議員として無責任というものだ。これ幸いに菅政権の失脚を待つのなら、小沢も意地が悪い。
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