特別な誕生日

ワールドカップは、夏ですが、クラブワールドカップは、第１回から寒い１２月８日から２０日前後で行われています。
実は、私の誕生日が１２月９日で、困ったことに毎年ＦＩＦＡの人たちにお祝いしてもらっています。

今年は、冬でも暑いアブダビなので、忘れているだろうと思っていましたが、ＦＩＦＡのみなさん覚えていてくれました。
私は、もう還暦間近なので誕生日は、ありがたくないのです。
実は、外国人（たぶん、キリスト教的）のほうがバースディを重要視しているように感じます。

まあ、アブダビでお祝いは、ケーキくらいと思ったら、なんと日本食（鉄板焼）のレストランに行きました。



おいしそうでしょう！

パフォーマンスをする職人さんを挟んで、真ん中から右半分のお客さんが我々の仲間です。
満腹になったら最後にお祝いのメッセージを塩で鉄板に書いてくれました。



“ミスターMITSU　誕生日おめでとう　アブダビにて”

しかし、不思議なのは、これは、ＦＩＦＡがレストランを選んだのではなく、アブダビの協会の招待だったのです。
通常、招待のディナーは、洋食のコースか、その国の伝統料理と決まっているのですが、
トルコ人が選んだ歓迎のディナーが和食とは！

「シンクロニシティ」
＝意味のある偶然の一致　という意味ですが、歳を取ると、おこる出来事の意味を感じることが深くなるような気がします。
若いうちは、迷信で、そんなことない　と思っていましたが、いろんなことがつながっているのだと思えるようになりました。

２００２年の日韓ワールドカップ決勝に、レフェリーのトレーナーとしてイタリアのコリーナさんに帯同しました。
もう二度と会うことはない　と思っていました。

しかし、二度も会いました。

まず、８年後の南アフリカワールドカップでした。そして、何と今回のクラブワールドカップに来たのです。



初めの出会いではレフェリーでしたが、今は、UEFAの審判部長です。おもしろいですね。
そして、今回は、ケガをしたので、一所懸命治療までしました！

シンクロニシティ：意味のある偶然の一致　しかし、ただ、たなぼたのように待っていたら来るものではないと思います。

２００２年のワールドカップ期間中、必死に仕事をしたから、今回のようないわばギフトが来たと思います。
みなさんも、同じです。いま、ここで　こころを尽くす。　それが、予想もしない未来のギフトになるのです。
昔は、因果応報と言いました。いいも悪いも、すべてつながっているのですね。

コリーナさんは、三日いてイタリアに帰って行きました。帰り際に、次回また会おうと言い残しました。

さて、次回がどこなのか、未来の楽しみがひとつ増えました。

妻木充法



※レストランの写真は、一緒に参加している鳥海先生からの提供です。

誕生日おめでとうございます！東京メディカルスポーツ専門学校副校長、妻木充法先生のさらに詳しいプロフィールはこちら

アラブの国から

ＵＡＥのアブダビに到着してほぼ1週間が過ぎました。今日からクラブワールドカップが始まります。
気候も25度以上で夏のような天気のためか、ワールドカップほどの緊張感は、ないようです。
しかし、若手のレフェリーに切り替わり、2014年ブラジルワールドカップのスタートの大会です。
日本からは、西村トリオが指名されています。西村さんは、第2戦の笛を吹くようです。



ところで私は、いつも海外遠征に持っていく大事なものを今回、忘れてしまいました。

なんだと思いますか？

以前は、秘密の特効薬の養命酒を持っていったこともありました。

これは、意外とよかったのですが、すぐになくなってしまいます。
そこで、いまは２つのアイテムがそれに換わりました。

　１つ目は、ガムです。いつも時間に追われて歯を磨く暇もないので、写真のようなガムを空港で買うのです。
トレーナー活動で海外へ行くときの必需品です。



もう１つは、疲れると身体がこわばってくるので、皮膚を刺激して新陳代謝を活発にするための道具です。
それは、手足や背中をごしごしこするための、固めのあかすりタオルです。これで、強めにこすると、体調がよくなり、
疲労も回復するのですが、今回忘れてしまいました。

おかげで身体だけでなく、頭も冴えずブログの更新もなかなかできませんでした。
いまは、朝7時からアブダビの海を見ながら、気功を約1時間頑張ってやっています。



幻想的な下の写真は、高級ホテルの玄関です。このホテルでオフィシャルディナーをいただきました。
ちなみにここにFIサーキットがありホテルの部屋から観戦できます。



ＦＩＦＡの主要大会の多くをサポートする、妻木充法先生のさらに詳しいプロフィールはこちら