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こつぶろぐ

もうも・玉・姫・コツメの日々あれこれと、時々保護犬たちの様子を綴っています

1年

2022年06月05日 | 小粒

去年の6月4日、小粒とお別れしました。

あれからもう1年です。

小粒父は遠い昔に感じるそうですが、

私はまだ最近のことのようです。

楽しかった思い出は薄れていくのに

辛かった最期の夜のことは

今でも恐ろしいほど鮮明です。

ぽっちも同じ。

思い出すのは最後に見た酸素室のぽっち。

猫たちも皆そうなるのかな?

嫌だな。。。

こつぶ、元気かな。

もうもたちやボブたちのおかげで

母は楽しく過ごしていますよ。

ワン友さんたちは今でも「小粒まま」って呼んでくれるの。

それがとても嬉しいです。

死後の世界ってあまり信じないけれど、

小粒がぽっちや仲間たちと楽しく幸せに

走り回っていることを願っています。

たまには夢に出てきてね、こつぶ。

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横浜のお父さん

2021年08月07日 | 小粒

『早くお義父さんの墓参りをしたい』

と小粒父が言ってくれたので、

この夏は和歌山へ帰省を予定していました。

が。

県をまたいでの移動自粛により取り止め。

墓参りは年末年始でもよかろう。。。

ということで、連日オリンピック観戦にふけっております。

選手の皆さま、毎日感動をありがとう

 

=======================

 

小粒が亡くなったことを伝えるか否か、

とても迷った人がいました。

子犬の頃から可愛がってくれた近所のHさん。

数年前に施設に入るまで、毎日のように

それはそれは可愛がってくれました。

人見知りの激しい小粒もHさんのことは大好きでした。

膵炎で食欲がない時は

Hさんの手からご飯を食べさせてもらいました。

私が義両親との同居で悩んでいた時は

話をただじーっと聞いてくれました。

そう、私にとっては横浜の父のような人でした。

コロナもあって施設には2回しか会いに行けなかったけど、

メールや電話で近況報告(9割が小粒の話)を

しあうのがお互いの楽しみでした。

『また小粒の新作を送ってくれよ~』

枕元に置いた小粒の写真に「おはよう」「おやすみ」を

言うのを日課にしてくれていました。

これまで送りつけた小粒の激カワ写真、15枚はあるよね。

『小粒のママの顔は思い出せないけれど、

小粒のことならしっぽの先まで思い出せるぞ』

よく言われたなぁ。。。

(小粒の写真があるならそりゃそうだろ

 

そんなHさんに小粒の訃報をどうしても言えず、

連絡すれば『小粒元気か?』と聞かれるので連絡も出来ず、

最後の電話から2ヵ月が経過した頃。

Hさんが亡くなったとの連絡を受けました。

電話で話した時はまだまだ元気で

「100歳目指そう!」なんて笑ってたのに…。

 

Hさんのおかげで私はどれだけ救われたことか。

小粒にとっても私にとっても最高の恩人であり、

大好きなおじーちゃんでした。

小粒にはもう会ってくれてるね…というより、

小粒の方から駆け寄ってるね、きっと。

『お?なんで小粒がここにいるんだ?』

驚きながらも再会を喜んでくれているHさんが想像出来ます。

Hさん、小粒のことよろしくお願いします。。。

 

あぁ~悲しいことが続くのはなんでだろう。

毎日馬鹿笑いして過ごせたらいいのにな。

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再出発

2021年07月16日 | 小粒

小粒とお別れして1ヵ月半が経ちました。

小粒と生活していた日々が遠い昔のことのように感じます。

小粒がいないことが寂しくて寂しくて。

どうしようもなく孤独で。

小粒に会いたい。

早く小粒のところにいきたい。

そんなことばかり考えていました。

 

『また犬を飼いなさいよ』

そう励まして下さる方が多いのですが

そうじゃないんだな。。

小粒の魂を感じられるなら

姿はザリガニでもダンゴ虫でも何でもいいのです。

小粒に会いたい。

小粒に触れたい。

小粒を感じたい。

ただそれだけでした。

 

小粒の話をするのが辛くて。

小粒の物を見るのも辛くて。

無意識に小粒を遠ざけていた毎日。

片付けが進まないどころか

骨壺は長らく置きっぱなし。

こつぶ、ゴメン

 

でもね、ようやく動き出しましたよ。

猫たちのいたずら防止のため祭壇は壁にかけるタイプを注文。

気が重かった写真選びもどうにか終えて

小粒とぽっちの合同祭壇がやっっと完成しました。

頂いたブリザーブドフラワーがとても華やかです。

メイちゃん家、チップママ、春ちゃん、ありがとう!

 

頂戴した生花は写真にして貼ろうと思います。

大吉母、JARMeCさん、バジルママ、アッコおばさん、

コンタくんママ、べこままさん、猫の手さん、真ちゃん、

azuさん、隼人母、ゆうぴょんさん、

ありがとうございました!

チャオのママも美味しいフルーツありがとう♪

 

この1ヵ月半、色んなことがありました。

5番目の預かりっコ、チャオが

癌で闘病中であることが分かりました。

また最後の預かりっコ、メイ(めだか)が

先月亡くなったことが分かりました。

そして、小粒をものすごく可愛がって下さった

近所のHおじいちゃんが

先週亡くなったと連絡がありました。

メイ、Hさんについては

後日触れたいと思います。。。

 

 

一つだけ嬉しいことがありました。

野良猫クロちゃんの去勢手術を終えることが出来たのです。

6/2に捕獲し、6/3に手術を終え、6/4に無事帰還。

近所にリリースされました。

小粒がこの世を去った日、クロちゃんが

地域猫としての再スタートを切ったのです。

 

我が家の敷地内で捕獲したため、

また食べに来てくれるか不安でしたが

6/6には顔を見せてくれました。

以来、毎日食べに来てくれています。

 

捕獲した時、捕獲器の中でかなり暴れたらしく

鼻からおでこにかけてケガしたり

ある日突然右の後ろ足の毛が剥げたり

去勢済の目印である耳の切込みから出血していたり

雨上がりにコウガイビルをくっつけて来たり

と色々ハプニングはありましたが

投薬等出来る範囲で手助けしつつ、

ご飯を食べたいだけ食べさせてあげた結果…

体格がよく、毛艶の美しい若猫になりました。

ちょうど1歳を過ぎた頃だね。

クロのことを気にかけてくれる人はたくさんいるよ。

地域猫としてどうか天寿をまっとうして下さい。

クロちゃん、頑張れ!!

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小粒ありがとう

2021年06月09日 | 小粒

小粒に心のこもったメールやお花を

本当にありがとうございます!

お返事までもう少々お待ち下さい。。

 

=====================

 

習慣とは恐ろしいもので、食後食器を洗い終わると

「よし、次小粒のご飯!」

二度も言ってしまいました。

夕方になれば「そろそろお散歩か…」とつぶやき、

スーパーへ行けば胸肉とササミを探してしまう。

仕方ないですね。

だってこの1年は24時間を小粒のために

過ごしてきたようなもの。

少しずつ慣れるしかないのだ私!!

 

 

小粒の最後となった6/3(木)の夜、

夜間救急へとびこむことを考えました。

注射でも何でもいいからとにかく止血して下さい!

もし行ってたら小粒を救えていただろうか。

それとも結果は同じだったかな。

初めて訪れる夜間病院で、もし入院になったとして

それが最期のお別れになっていたら一生後悔していたはず。

多分、血はもう止められなかったと思う。

そう考えると、最期苦しませてしまい

本当にかわいそうだったけれど、

小粒父や猫たちと自宅で看取れたことは

良かったのかなと思っています。

左の鼻でまだ呼吸が出来ていたことも救いでした。

腫瘍の再増殖で左右とも再び塞がると言われていた小粒の鼻。

もし再び口呼吸しか出来なくなった時は

安楽死も視野に入れ、かかりつけ医に相談していました。

今度口呼吸になるともう長くは生きられない上、

小粒にとって想像を絶する苦しみの毎日に

なるのが分かっていたからです。

(安楽死の理由の上位に鼻腔内腫瘍がある、と

どこかのサイトでも見ました)

私に安楽死が決断出来たかな…。

出来たとして、一生苦しむことになるんだろうな…。

 

 

6/6(日)の昼、小粒は訪問火葬して頂き、

空に帰っていきました。

天気予報は大雨、でも当日は小雨。

しかもお別れの瞬間は晴れ間が出ました。

隼人家やご近所さんの見送りを受け、

賑やかに送り出すことが出来ました。

皆さん、本当にありがとう。

 

火葬車の天井に開いた四角い排熱用の穴を

ベランダから眺めていました。

熱風がゆらゆら上がるのがよく見えました。

熱い空気が時々家にも入ってきました。

最後に小粒がうちに寄ってくれたのかしら。

ふふ、どこまでも母思いの娘だ

もうも、玉、姫、みんなが小粒に気付いてたよ。

みんなで小粒を見送れて良かった。。。

 

こつぶ、これで本当にバイバイだね。

ゆっくりゆーっくり休みなね。

ぽっちによろしくね。仲良くするんだよ。

 

鼻の骨は溶けて無くなっていたけれど、

抗がん剤でもろくなっていると思われた小粒の骨は

思った以上にしっかりしていました。

今はたくさんのお花に囲まれています。

小粒父がひと言、『ヤベ!俺が死んでもこんなに花はもらえん

・・・・・・ふふふ、私もだ

壁のぽっちがビックリしているに違いない

小粒の祭壇も作ってあげなきゃだ。

 

 

小粒と過ごした5189日。

ケンカもしたし意地の張り合いも何度もありました。

悩んだことも泣いたことも

落ち込んだことも。

でも。

今はただただ感謝しかありません。

どれだけ多くの幸せをもらったか。

私たちの生活を心を、どれだけ豊かにしてくれたか。

ちっこいけれどパワー絶大でした(ぽっちもね)。

犬ってすごい!ホントにすごい!

 

こつぶ。

私たちの家に来てくれてありがとう。

目が合うたびシッポブンブンありがとう。

いっぱい笑わせてくれてありがとう。

毎日一緒に出勤してくれてありがとう。

母に大勢友達を作ってくれてありがとう。

預かりっ子たちの良きお姉ちゃん役をありがとう。

ルーガ捜索のお供をホントにありがとう。

風邪の時の添い寝、心強かったよ。

ケンカした父と母を取り持ってくれてありがとう。

手作りご飯をガツガツ完食ありがとう。

いつもおかーしゃん大好き!をありがとう。

長く頑張ってくれてありがとう。

そして。。

たくさんの幸せを本当ーーにありがとう。

15年後?20年後?

必ずまた会おうね。

そしたらまたみんなで楽しく笑って過ごそう。

こつぶ、今まで本当にありがとう。大好きだよ。。

 

 

多くの方に応援して頂いて小粒は幸せなコでした。

関わって下さった全ての人に心より感謝申し上げます。

飼い主、しばらくは湿っぽいかもですが

小粒の頑張りに恥じないよう

ゆっくり前向いてまた頑張ります。

今まで小粒がお世話になり、本当にありがとうございました。

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最期の1時間

2021年06月06日 | 小粒

メールやお花、本当にありがとうございます。

とても励まされています。

必ずお返事させて頂きますのでしばらくお時間下さい。

 

 

小粒がいなくなっても普段と変わらず一日は始まります。

多くの時間をもらい、心の準備も覚悟も

出来ていたはずなのに、小粒がいないことが

どうしようもなく辛くて仕方ありません。。。

 

小粒は私にとって生きる活力でした。

大げさな言い方すると小粒が全てでした。

分離不安症で留守番出来ない小粒のため

特に外出に制限の多い生活でしたが、

自由になった今どこへ出かけたらいいか、

何をしたらいいか、なーんも浮かびません

 

 

過去に文鳥しか看取ったことがない私は

小粒の最期がどういうものになるのか

想像が出来ませんでした。

理想は『腕の中で眠るように息を引き取る』。

現実はそんな美しいものではなかった…。

 

大出血の後も血を完全に止めることが出来ず、

廊下でベッドであちこちで血の跡が見られました。

夜。

ペーストご飯の食べっぷりが悪く、1杯で『もう要らない…』。

薬は抗生剤を飲ませたら『もういい…』。

残りまだ5粒、止血剤だけでも飲ませたい!

嫌がる小粒と私の意地の張り合いになりました。

口をこじ開ける。嫌がる。薬を突っ込む。吐き出す。

何度も繰り返しました。

20分(もっと?)くらい経った頃、

小粒はフラフラで立ってもいられません。

さすがに小粒父に止められ、諦めました。

「そっかそっか嫌なのか。じゃあもういいか」

どうして笑ってそう言ってあげられなかったのか、

今いちばん後悔しています。

止血剤を飲ませたところで出血は多分治まらなかった。

もうかなり体調が悪かったのだと思います。

なのに怖い思いをさせてしまっただけでした。

 

夜中、息が荒くなることが増えました。

体をさすりながらお尻の血を拭き続け、2時を過ぎた頃。

苦しそうな呼吸とともに発作?が。

「もういいよ、もう眠っていいよ」

小粒父と励まし続けること3分。

なんとか持ち直した小粒はまた眠りにつきました。

 

次は3時過ぎ。

また呼吸が荒くなり、もがき始めました。

状態が酷い時のてんかん発作に似ていました。

ただ、てんかん発作はあっさり治まるけれど、

この時の小粒はもがいた後グニャっと倒れ込み、

3時9分、完全に動きが止まってしまったのです。

 

あぁ、逝っちゃった…。

小粒への感謝の言葉と嗚咽でぐしゃぐしゃでした。

側で小粒父が「ちょっと待て」と。

弱々しくも口をパクっとしたのです。

数秒後にまたパクっ。

何度かパクっとした後、小さく呼吸しました。

また持ち直したのです。

 

3時20分、再びもがき始め、同時に

血便とおしっこが大量に出てきました。

排便しながらもがく、立つ、倒れる、を繰り返し、

3時45分、また動きが完全に止まりました。

 

今度こそ本当にお別れが来ちゃった…。

2分後、弱い呼吸が戻りました。

小粒は心臓が強いコだったんだと思います。

また持ち直しました。

ただ、その間も排泄は止まりません。

真っ赤な便がトロトロ落ち続けました。

『そんなにご飯食べてないのにな』なんて思ったけれど、

ほとんどが血だったのかな。

舌や歯茎の色がどんどん薄くなっていきました。

 

4時4分、息がこれまでで一番荒くなりました。

もがき苦しむ小粒。

声をかけ体をさすることしか出来ない飼い主。

お願い、早く眠らせてあげて!!

倒れ込み、動きがなくなった後

数秒おきに口を6回パクパクしました。

そして4時19分。

小粒は天国へ旅立っていきました。

 

最期の1時間、小粒は全力で戦いました。

もう早く連れて行ってあげてと願う私に

『おかーしゃん、私まだ頑張る!』

弱いコだと思っていた小粒、全然弱くなんてなかった。

頑張って頑張って、最期まで全力で生きてくれました。

もう感謝しかありません。

世界一自慢の愛犬です。

 

死後、便と血でドロドロだった体をシャンプーしました。

肉球の間の毛をカットし、耳掃除をし、

目の周りと口の中を拭いてあげました。

キレイな姿はまるで生きているかのようです。

ただ、歯茎は真っ白でした。

もう血が残っていないのでは?

と思えるほどあらゆる部位が白くなりました。

小粒もぽっちと同じ、最期は貧血でした…。

 

(次回へ)

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