今年の元日は、伊勢神宮に初詣に行ってきました。
こういう由緒ただしい神社は、来るだけでしゃきっとしますね。
内宮(ないくう)は多くの人でにぎわってました。お賽銭とお祈りするのに小1時間待ちました。
むかし友達が、テレビで伊勢神宮にたくさんの人が参拝しているのを見て、
「くぅ~伊勢神宮!」とシットしていたのを思い出しました。
それぐらい、こぞって、ここに来ているかんじ。
伊勢神宮といえば、式年遷宮。
20年に一度社殿を建て替えるんですね。
だからいま立っている社殿のとなりに、社殿を建てるようの、
土地がちゃんととってある。
これが境内もしくは近隣の別宮といわれる神社のすべてに行われるみたい。
こんな景観はほかの神社ではみたことがないから、とても不思議です。
なんでも、天武天皇が言いだしっぺで、その奥さんの持統天皇のときに
最初に行われてから、戦国時代など例外を除いては、
ずっと綿々と続いてきたのだそうです。
ずっと何千年も続いている、という怖さが、不気味でおもしろいなぁ。
次の遷宮は平成25年だそうだから、今の社殿は16年ほど経っているはず。
それなりの古さで、拝殿の萱にはあおい苔などもあって、古びた風情です。
そうそう、内宮にかかる宇治橋もこのほどかけかわりました。
翌日行った下宮(げくう)の方は、いくぶん空いていて、さわやかでした。
お手水もこんなにみずみずしく木々の緑をうつしています。
千木がかっこいい。千木があるのは出雲大社と同じだけど、
柱が出雲さんのようには太くなく、優美な雰囲気です。
天皇家の祖先神だしうなずけます。
個人的には出雲大社の方が、柱がものすごく太くて凄みがあって
カッコイイと思ってます。
熊野はまた格別。社殿が黒いのがそれはそれはカッコイイ。
神社はカッコイイってことで、まあいいか。