「オーティスがやるのをきいてると時々泣き出したくなる時があるよ。本当に笑いたくなるようなものの場合さーーー『ほら、あれを見ろよ、ははは!』とかいう笑いじゃないけどね。あの全く素晴らしい感情・・・感動で胸がつまってものが言えなくなる。それが彼の歌がはじけ出るときなんだ。そのままの状態が続くとぼくはとまどってまごまごしてしまう。今にも泣き出しそうになるのがわかるからなんだ。あれこそ、あの情況こそアメリカなんだな。みんながあれをわかってくれたら、アメリカもよくなるんだ。あの音楽、あの芸術をね。」(ジミ・ヘンドリックス)
ニューミュージックマガジン増刊1971(ロックの世界)