国道391号(摩周国道)を釧路市から弟子屈町に向かって北上すると、塘路・五十石あたりで左手遠くに雄阿寒岳・雌阿寒岳が見え、さらに南弟子屈あたりで摩周岳・西別岳の山並みが遠望できるが、間近に対峙できるのは硫黄山と藻琴山である。
藻琴山は標高は高くないものの、露天風呂がある砂湯キャンプ場近辺を残してほぼ完全結氷した屈斜路湖面の背後にどっしりとした山容を構えている。写真は、二月五日に屈斜路湖の御神渡りを見に出かけたときに撮影した。
国道沿いには山林と牧草地以外に何もないが、シラルトロ湖北端に続く湿原地帯を越えると、右手に釧路川が流れていて、氷点下20℃を越える厳寒に川面からの水分が凍り、国道左側まで一面に樹氷が連なってスモモの花のようだった。 往路では気がつかなかったが、帰路、標茶町近くの工場敷地の国道沿いに見事な氷の塊を付着させた樹木を発見した。この個所の四本の樹木のみに氷塊が付着し大きなツララが垂れ下がっているので、恐らくホースで水道水を吹き付けるなど、人工的な作為でできたものと思われる。見事な氷柱だった。
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