≪初冬のクレソンとワサビ(11年11月20日)≫

　十一月五日にアップル・オンラインストアに注文、八日に出荷、十二日に配達されたマック・ミニ(OS X Lion)の設定に手間取った。そもそも旧マック・ミニから情報を転送しようとしたのが間違いの元で、三日間でようやく作動するようになったものの、まだ一部に不具合が残っている。面倒がらずに手入力をすべきだった。
　根を詰めて疲労した心身を慮って、女房が「気分転換に書斎から外に出てみたら」と、二十日、クレソン摘みに誘ってくれた。この数日、最低気温が氷点下になっていたが、流水が凍るほどではなく、クレソンは元気に育っていた。ついでに秘密の場所にあるワサビの生育を確かめるのも楽しみな目的の一つである。
　クレソンは、数日前に先客がいたようで摘み跡があったが、残っているものの中から適度な大きさの個体を摘んだ。上から三分の二くらいを鋏で切りとり、来季に新芽が伸びるように下部を残すのが肝心である。根を引き抜くようなことはしてはならない。ワサビは遅々として生育が進まず、かろうじて三本を収穫してきたが、しばらく期待が持てないわびしい状況だった。株数が増えないし、根が太りもしないので、この場所はワサビの栽培に適していないのかもしれない。