タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪厚岸水鳥観察館近くのオオワシとキタキツネ≫

P1080763 三月二日は、JR厚岸駅近くで国道44号から道道123号(別海厚岸線)に入って厚岸大橋を渡り、奔渡町の湖岸で、作業小屋の牡蠣漁師さんの許可を得てから、牡蠣島を目の前にオオハクチョウとホオジロガモを撮影した。
 澁谷辰生・厚岸町環境政策課厚岸水鳥観察館専門員は、厚岸町でオオハクチョウに給餌をしない理由を、「厚岸湖水辺の自然サイクルを壊さないためにも、そして休憩しているオオハクチョウが本来の餌をしっかり食べて、早く南下、北上してもらうためにも、それに干渉する人間の行為を慎むためです。また、不用意なカモ類との接触を避けるためでもあります」(2月1日付『釧路新聞』第13面)と記している。
P1080781_2 オオハクチョウが観光客と身近に接する屈斜路湖畔の砂湯とは全く異なる越冬環境についてお話を伺おうと、写真撮影後、国道44号に戻って根室方向に数㌔北進し、大別川と別寒辺牛川が厚岸湖の細長い北端に流入する湿地に近い厚岸水鳥観察館(写真上段は、建物前に設置された「厚岸ガイドマップ」)を訪れたところ、建物の改修工事が行われていたため、残念ながら入館はまたの機会に譲ることにした。
P1080782Photo  帰路は、浜中・霧多布・琵琶瀬を回り、散布から茶内に戻ろうと水鳥観察館を後にし、別寒辺牛川を越えてまもなく、国道左手の雑木林に数羽のオオワシが見えた。車を止めてもらい、ウィンドウを開けカメラを向けたとたん、一斉に飛び立ち、かろうじて樹上の一羽を撮ることができたのは僥倖だった。尾の中間の毛が抜け落ちた(あるいは何かの調査標識か?)風変わりなキタキツネは、本日の野生動物観察のオマケ。

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