徹別林道を車で走ると、コクワ・マタタビ・ヤマブドウが実に多いことに気づく。7月7日のフキ採り兼ヤマベ釣りのときは、赤い実(8月中旬に黒紫色に熟す)を見事に付けたヤマグワ 残念ながら雄花ばかりで、両性花が咲く蔓ではないので実はつかない。
実がつく蔓は、よほど太くて大きなものでないかぎり、人が引きずり寄せたり、蔓が巻き付いている樹を切り倒したりして、無惨な姿を晒している。このコクワは、雄株ゆえに、つまり実がつかないために、林道際で自然のままの美しい姿形を残していたのだ。
私は常々、現生人類(ホモ・サピエンス)は、悪知恵と我欲だけの地球で最悪の生き物だと思っている。いずれ枯らさられたコクワの蔓の復讐を受け、己が枯れるだろう。
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