タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

チシマヒナゲシの園芸改良品種が庭で咲いています

学 名:Papaver miyabeanum
種 名:チシマヒナゲシ
分 類:ケシ科ケシ属
分 布:外来種

 リシリヒナゲシとして日本で販売、あるいは栽培されているケシの仲間は、学術的研究の結果、利尻島の利尻山のみに自生する、日本固有種のリシリヒナゲシとは DNA が異なることが判明している。

 日本に自生する唯一のケシ科の植物であるリシリヒナゲシは、近年、生育数が激減し、環境省の絶滅危惧種 I B に指定されている。この希少種が園芸店で販売されるなどということは、そもそもあり得ない。

 販売されている園芸品種は、チシマヒナゲシを改良したもので、リシリヒナゲシという名称を用いるべきでないと思うが、一旦市場で定着すると、改称はなかなか難しいようである。

 ネット上で「リシリヒナゲシモドキ」と呼ばれ、形態上の相違が説明されているが、呼称の是非は私にはよく分からない。

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