タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

北海道阿寒川水系徹別川上流沿いで見つけたヒグマの足跡

 4月 25 日午後2時、釧路市阿寒川水系徹別川上流でヤマメ釣りの最中、やや先行して釣り下っていた家内が戻って、「あそこにあるの、熊の足跡じゃないかしら‥‥」と言う。

 岸辺に河原はなく、粘土混じりの砂質土が 50 ㌢くらいの高さでほぼ剥き出しになっていて、踏み固められた鹿道の左脇、土が柔らかい部分に、径 20 ㌢くらいの痕跡が残っている。

 ヒグマの足の掌と指(爪は立てていない)の跡に間違いない。山腹近くまで疎らにハンノキが生え、一面落ち葉で覆われた林床のあちこちに、フクジュソウが群生する明るい長閑な風景だが、足跡は新鮮で禍々しい。

 危険と判断。釣りは即中止し、急いで車に戻った。この辺りでは毎年、糞や足跡、ハンノキの幹の爪痕など、ヒグマの痕跡に遭遇している。ヒグマのテリトリーに侵入していることを改めて痛感した。

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