タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

<エゾノコリンゴは少年期の懐かしい思い出>

  <少年期の懐かしい思い出が蘇るエゾノコリンゴ>


学 名 Malus baccata var. mandshurica
種 名 エゾノコリンゴ
分 類 バラ科マルス属
分 布 北海道~本州中部以北
果 実  径8 15 ㍉の球形の液果が秋に紅色に熟し、葉が落ち
    た後に、低温と乾燥で萎びて樹上に残ったものを鳥が好ん
    で食べる。

 このエゾノコリンゴは、 14 日のウオーキングで、 ベニシタンの後に撮影したが、地際から4本に分かれて立ち上がる木姿全体を収めるこぢんまりとした構図が気に入らず、三日後に、 株元近くの低い位置から上を見上げ、2本のみに焦点を合わせて撮り直した。
 私が小学生だった昭和 20 年代後半の日本は、 朝鮮戦争による軍事特需で経済が上向いたとは言え、まだ貧しく、田舎の子供たちはちっぽけな木の実を、小鳥と争って食べたのである。夏の終わりのエゾヤマザクラの実や初秋のシウリザクラの実とともに、 エゾノコリンゴの実の渋みはいまでも私の口中に残存している。

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