6月22日に、殺菌剤サプロールと殺虫剤マラソン乳剤の一千倍混合液をツツジ・ユリ・ミニバラ・クレマチスに撒布したところ、鉢植えのミニバラ一種に薬害が出たことを、7月5日投稿≪薬剤散布の失敗≫で記した。
このときは、鉢植えの紅色ミニバラの葉が数日後に赤変し、生育に大きな障害が残ったが、日数の経過とともに回復し、鉢植えも地植えも多くの花を咲かせた。
この後、釧路市では8月12日・13日と二日連続で29度の夏日を記録した。紅色ミニバラに異変が生じたのは、この夏日以後である。まだ開花の最中に葉が黄変し始め、鉢植えも地植えも、8月末にすべて落葉した。 ミニバラでも、アイスグリーンには障害が出なかった。四季咲きなので、いま、三回目の蕾がこぼれるように付いている。ミニバラには6月の薬剤散布以後、アブラムシ防除のため、オルトラン粒剤を土壌に散布したが、長年使用していて薬害が出たことはない。
落葉は、高温によって誘発された葉の機能障害だろう。根から枯れたわけではないので、樹勢は落ちたものの、既に新芽が動き始め、写真のように、葉が展開しかかっている枝もある。天候次第で、霜が降りるまでに花を見ることができるかもしれない。
原因は、やはり6月末に散布したサプロールだろう。思い返すと、サプロールとマラソンは正確に計量し一千倍液を調合したが、展着剤のダインを目分量で多めに混入した記憶がある。そのせいで、サプロールの効果が長期間持続し、8月中旬の夏日の高温に反応したと思われる。黄変した葉に黒点がないので、黒星病ではない。
最近の「園 芸」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事