女房は「今年はハナイグチの当たり年」だと言う。言われてみればなるほど、草地に散在する小さなカラマツの根元にも出ている。
九月七日は東遠野のいつものカラマツ林に入ったが、キノコを探し歩いた踏み跡が縦横に残っていて、ハナイグチは無理かなと思った。しかし、見逃しはあるもので、女房は枯れたフキの葉の下や草の茂みを丹念に探り、「あるよぉ」と声がかかる。私は撮影するだけで、さっぱり見つけられない。キノコも山菜も見つける要領は同じで、ありそうな場所を察知する能力と根気強さがなければならない。
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