タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ 釧路市のロードヒーティング一時停止 ≫

P1010213 財政再建団体転落一歩手前の財政難の釧路市では、現在、合併前の旧釧路市内に設置されたロードヒーティング五十六か所のうち、一部停止中の箇所が十三路線(写真は、わかくさ13号<湖畔幼稚園>)あるという。
 釧路川を境に、市の南部と東部は海岸線の近くから広大な台地をなし、街中には坂道が極めて多い。降雪があると車も歩行者も難渋するが、市道路維持事務所では、「停止箇所は日当たりがよい直線部分。カーブや横断歩道付近は避けた。また、午前と午後にパトロールし、状況によっては事前に薬剤を散布するなど安全に努めている」(1月21日付『釧路新聞』第1面)と説明している。
 私はこの坂道をよく利用するが、ロードヒーティング一部停止でも何の不都合も感じない。そもそも、制限速度が三十㌔の生活道路を六十㌔で走行し、冬道を夏道と同じ状況に維持せよ、と要求するドライバーが我が儘なのだ。速度を落とし、車間距離を多めに取れば済むことである。行政、行政、と口やかましい連中には碌な者がいない。
P1010214P1010217 ロードヒーティングの一部停止よりも、道路沿いの住民が道路に雪を捨てることの方がよほど危険である。
 写真下段<右>は、わかくさ13号<湖畔幼稚園>と市道旭橋通との交差点の右側だが、電信柱や街路樹の周りに高く積まれた雪は、角の布団店が自分の敷地から出したものである。これでは停止線で止まった車は、旭橋通を右手から進行して来る車を目視することができない。
 写真<左>は同じ交差点の左側。停止線で止まった車は、町内会案内図が邪魔をして旭橋通を左手から進行して来る車を目視できない。やむを得ず、歩行者に注意を払いながら、停止線のかなり前方に車を出して一時停止をしなければならない。行政にクレームをつける前に、市民が自らなすべきことがあるのではないか。

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