タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ 女房と森林セラピーへ ≫

P1000184 8月21日にオンコ≪剪定(1)≫を始めてから一か月余り時が過ぎた。脚立の上で剪定鋏ばかり握って不自然な筋肉の使い方をしていると身体によくない、と女房が気を利かし、気分転換を兼ねて27日は森林セラピーに出かけることになった。
 目的地は、国有林の<森の巨人たち100選>に選ばれた<標茶のミズナラ>。早朝五時三十分、9.9℃の冷気を吸い、日の出とともに出発。
 国道44号線の別保分岐から国道272号線に入り、二里ほどで左手に開発局航空レーダー基地がある。ここで左折すると林道入り口にゲートがあり、通常はゴミ不法投棄防止のため施錠されている。前日、根釧西部森林管理署から入林許可証をもらい鍵を借りていたが、今朝は林道工事のためゲートは開いていた。半里進むと左手に<巨樹・巨木入り口>の看板が見える。P1000185P1000186P1000187
 樹齢は不明だが、樹高24㍍、胸高直径190㌢の巨木で、幹をぐるりと回ると「アッと驚く為五郎」。北海道森林管理局のHPに、「周囲は樹高20m前後の針葉樹・広葉樹が混交した天然の森」という記述があるが、残念ながら、巨木の裏側(西・釧路町側、巨木はこちら側から撮影)の天然林は大規模に皆伐され、カラマツが植樹されている。「天然林の森」は、東の標茶側半分だけだった。これが森林管理局のいう「健全な形での森林保護」か、と不満を抱きつつも、ミズナラの精気をたっぷり吸い込んできた。

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