タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ 元・前、二人の北海道知事の退任後の明暗 ≫

PhotoPhoto_2 横路孝弘・元知事(昭和五十八年から三期十二年在任、画像は<どうしんウェブ〈2005衆院選道内当選者〉>から転載)と堀達也・前知事(平成七年から二期八年在任、画像はHP<あのひと検索〈スパイシー〉>から転載)は、有り余る財政調整基金と減債基金を堂垣内知事(昭和四十六年から三期十二年在任)から引き継ぎながら、それを放漫ばらまき財政運営によって取り崩し、北海道経済を危機に陥らせた元凶である。
 高橋はるみ・現知事が平成十五年に就任したときは、道庁の金庫はほとんど空(から)同然だった。朝日新聞社のアンケートによると、「北海道は08年度中に全額取り崩す見通し」(平成20年9月2日付『朝日新聞』第5面〈政策〉)だという。
PhotoJpg 退任後、横路氏は、第四十一回衆院選で衆議院議員(画像下段<左>の衆議院議場は『ウィキペディア』から転載)に返り咲き、その後、通算九回の当選、九期目は副議長を務めた。
 堀氏は、札幌大学理事長(大学正門の画像は、ブログ<山さんの不動産日記>から転載)に就任し、「北海道経済などワシャ知らんわい」と太平楽を決め込んだ。
 しかし、人の運命など分からないもので、堀氏は、理事長二期目の任期(平成二十三年十一月)を二年以上残して退任が決まった。「昨秋、同大の資産運用で約20億円の含み損が発覚した問題」(8月20日付『北海道新聞』第4面〈総合〉)で詰め腹を切らされたのだ。一方、横路氏は、第四十五回衆院選で十選を目指して一区から立候補し、圧倒的な強みを見せつけている。当選後は、民主党の重鎮として大臣か・・・ま、暖衣飽食後の落日は意外と早いかもしれない。

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