vol.28"燃えよNINJA" 【カルト&オルタナティブ第８回】

こんばんは。
カルト&オルタナティブ第８回。年内にちょうど１０回になりそうです。まだまだ紹介したい映画あり〼
今回は久しぶりにヒーローっぽいのです。燃えよNINJA！！

日本で忍者の修行を受けたアメリカ人が、友人の住むフィリピンで悪党と闘い、おいしい思いをしたのも束の間、悪党に雇われた忍者(日本人)と決闘！しかも昔の仲間でした！っていう話です。

タイトルと相まってこれがB級じゃないはずない！と期待して観たのですが、意外としっかりしてます。いわゆる安ウマなんちゃら〜みたいな感じでした。
話もアクションもとにかく雑なんですが、1シーン1シーンに妙な説得力があります。ダサいとダサくないの狭間をサーフし続けるドキドキ感。免許皆伝のシーンとかもメチャクチャなんですが、このツッコんでいいかわからないところがお気に入りです。「忍」！ちなみにこの直後に主人公は理不尽に怒られます。そしてこの手のカルト映画にありがちな、話の進行上なんの役に立つのかわからないシーンもちゃんとあります。紹介すればキリがないですが、中でもこの突然のベッドシーン、オルタナティブすぎて好きです。悪党軍団もなんとも締まらない愛らしさを魅せてくれます。片手フック(鉄腕と呼ばれている)のちょっと使えない部下が最高。
本格映画なのに子供向けのテレビ番組をみてるような安心感だし、主人公もこのヒゲ面なので、もはやどっちが悪役かわからないです。すぐやっつけちゃいます。パンチ当たってないのに倒れます。と色々言ってきましたが、ラストのバトルシーンは映画ファン胸熱。悪役のボスもちゃんと非情だし、日本の忍者(ショーコスギ御大)はカッコいいし、ちゃんと殺陣っぽいのもあってドキドキします。この映画はロケーションが好きなのですが、ファイナルファイトの舞台も謎の闘技場みたいなところでアがります。何の施設かはわかりません。ガチガチに力込めてるのにどうしようもなくゆるくなってしまう…コワモテ上司のシャツからクマのTシャツが透けてる…そんな感じの作品です。みんなでピザ食ってツッコミながら笑いたいポップコーンカルトムービー！600点です！

また来週。そろそろ自分の中で揺るぎない名作を紹介したいと思ってます。

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