ドンとマインド

バンド THIS IS JAPANの歌と運動、杉森ジャックのブログ。

vol.21 "ゼイリブ" 【カルト&オルタナティブ 第1回】

2016-10-28 18:00:41 | 映画
Hello!!!!!!!
THIS IS JAPANの杉森ジャックです。
前回"悪魔のいけにえ"以降、カナダツアーを筆頭に諸々ありなかなか更新できず、今日から再開です。
今後は更新滞らないようストックをしたのでいけるはず!テーマも長続きしそうなものということで心機一転です。
『カルト&オルタナティブ』
ということで、万人には勧められないけれど、どっかの誰かが熱狂的に好きであろう映画を紹介していきます
カルトやオルタナティブの名の下にいろんなタイプの映画が出てくると思うので、どんな人にオススメの映画かを書きますのでぜひ参考に。

記念すべき第一回は"ゼイリブ"です。もうこのジャケットからしてヤバい匂いがプンプンします。溢れ出るB級感。
ちなみにブレイン・ウォッシュ・ホラーとのこと!脳を洗浄だ!

<ざっくりあらすじ>
ドヤ街暮らしの肉体労働者、主人公ナダがある日ひょんなことからサングラスを手に入れる。
そのサングラスを通してみたこの人間社会は、エイリアンに支配された世界だった…!
そしてナダとエイリアンの闘いが始まる!

中学生が考えたようなプロットですが、わかりやすく風刺が効いた名作です。特に低予算ながらセンスで生み出す面白い画が満載。

たとえば主人公のサングラス越しに観る世界は皮肉に満ち満ちててエライクールだしエイリアンの造形もグロとチャーミングの間をいってて癖になります。背景のOBEYカッコいい。話としてもエイリアン=マスメディアや政治家の比喩だとわかりやすく示した上で、そんなのに踊らされるか!っていう監督の熱い叫びが感じられて良い感じです。エンディングもちゃんとエンタメしてくれます。
お気に入りのシーンは途中、相棒とサングラスをかけろ!⇄かけたくない!でプロレスを始めるところ。10分くらいただただ殴り合ってるだけなのですが、あまりの長さにこの映画一番の見せ場だと途中で気が付きます。ちなみに主人公役の人は本当にプロレスラーらしいです。
消費社会にNO!特権階級にNO!現代社会に物申したいあなたに観てほしい最高にキッチュな映画です。ちなみに全然ホラーではない。
800点ブレインウォッシュ!!


監督ジョンカーペンターはアホみたいな映画を作りまくってるのですが、少年の心に突き刺さる映画多数。あのメタルギアソリッドの元ネタもこの人の映画から。こちらもぜひ。


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