ドンとマインド

バンド THIS IS JAPANの歌と運動、杉森ジャックのブログ。

vol.17 "13日の金曜日"【追いかけろ!4大ホラーヒーロー!】

2016-08-26 18:00:07 | 映画
2週間ぶりです。
アメコミマラソンを完走し、次は何にしようかな…と考えていたのですが洋画ホラーをレビューしようと思います。古典の4作品に絞って、続編を追いかけていくスタイルです。名付けて…
杉森ジャックの
『追いかけろ!4代ホラーヒーロー!』
です。

1.13日の金曜日
2.エルム街の悪夢
3.悪魔のいけにえ
4.死霊のはらわた

とにかくホラーは続編が多いので、各々キリがよいとこまで行ったらやめますね!


ではさっそく記念すべきスタート作品、『13日の金曜日』のレビューはじめます!

1980年公開。言わずと知れたホラーヒーロー"ジェイソン"を生み出したシリーズです。
13日の金曜日にキャンプ場にきたリア充男女軍団が、次から次へとぶっ殺される作品です…。

まずこの作品は、イメージよりもかなり上品でした。ほぼスプラッター描写なし、殺され方も寝てるところを刺されたり、斧が刺さったりといたってシンプルかつスマートです。
殺される時もBGMがちゃんと盛り上げてくれるので、レベルでいうと遊園地のお化け屋敷レベルです。エロいことしてるやつから殺されてくのもお約束。安心して家族でみれます。

13日の金曜日の特徴としては、サスペンス的な作りをしているところ。犯人が誰かわからないという魅せ方で観客の恐怖と関心を引っ張ります。あとやたらとみんな脱ぎます。
ロケーションも静かな湖のキャンプ場だし、やたら脱ぐし、ホラーといっても割とムーディで大人向けな印象。あくまでもサスペンスの枠、っていうのが他の作品にはない緊張感を生んでいる気がします。リア充感も有り余ってるし青年誌っぽい。

…な感じで進んでいくのですが、真犯人がわかった途端に一気に雑に!やっつけ方も雑!突然加速するB級感!ラスト10分で今まで積み上げてきたお上品ムードを粉砕し、ホラーファンはやっときたかと言わんばかりに拳を高く突き上げること請け合いです。笑いと恐怖は隣り合わせだと思いますが、最後の最後で盛大に自分は笑いました。

知的でクールな感を装いつつも最後は頭の悪さ全開でバッチリB級に仕上げてくれる、なかなか飛び道具な作品だと思いました。ちょっとダラダラしたシーンが長かったのがマイナス。死ぬまでにはもうみません!700点!


ちなみに微妙にネタバレですが、


有名なホッケーマスクのジェイソンは本作には出てこないことがわかり、なかなか落ち込んだので2は気合を入れてみます。



また来週。次回はエルム街の悪夢!


-----------------------------------------------
THIS IS JAPAN new release
"DISTORTION"
『GALAXY』MV
http://youtu.be/6jU-GSHDwhI

vol.16"MARVELアメコミマラソン総集編後半"

2016-08-12 18:00:12 | 映画
こんばんは!THIS IS JAPANの杉森です。
新譜"DISTORTION"買ってくれた方ありがとう!テレビラジオCD屋さんビレバン、いろんなところでこんにちはJAPAN!!!!

MARVELアメコミマラソン総集編後半です。
DVDリリースの最新作"アントマン"まで一気に行きます!

⑦アイアンマン3
<死ぬまでにあと2回みます!800点!>
看板作品でもあるアイアンマンシリーズの最終作です。1では社長=ヒーローの面白さ、2では普通のおじさん、でしたが3では悩めるメンヘラおじさんと化したトニー社長。スーツ依存症をと闘いながらも、真の意味でヒーローに目覚めていく作品。笑えて泣けるこれぞアイアンマン!見せ場も多し!

⑧マイティ・ソー ダークワールド
<死ぬまでにはもうみません!600点>
CGがすごい。悪役のロキ以外はほぼ空気。頼みのソーもなんとなくカッコ悪い描写が続く。まさしくダークワールドだ!

⑨キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー
<死ぬまでにあと2回みます!800点>
もう一つの看板作品、キャプテンアメリカの2作目。1作目はノスタルジックな戦争/ヒーロー映画でしたが、本作はひたすらにストイックなアクションムービー!キャップ勢以外はほぼ全部敵というシチュエーションに肉弾戦を豊富に盛り込んだ緊張感のある作風。ミッションインポッシブルmeetsアベンジャーズ!

⑩ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
<死ぬまでにあと3回みます!880点!>
冴えない小悪党4人組が主役。これが奇跡のケミストリー!音楽も最高です。アイアンマン以降、停滞気味だったコメディ路線をグッと強化した作風。とにかく笑えるし、斜に構えたあなたにこそススメたいサブカル殺しの一作!

11.アベンジャーズ エイジオブウルトロン
<死ぬまでにはもうみません!300点>
ハルク以来久しぶりの空振りフルスイング!動機のないヒーローたちが大雑把に街を壊しまくっちゃうお話。キャプテンアメリカシリーズで築いた真面目な世界観をぶっこわすもう一つのアメリカンムービーだ!

12.アントマン
<死ぬまでにあと2回みます!800点!>
MARVEL作品はスベった次に挽回するというジンクスが判明!アントマンは設定・脚本・俳優どれも秀逸!良い意味でMARVEL作品をみてることを忘れてしまいます。しっかり作り込まれたアントマン像はこれからも大活躍の予感。

以上です!!
総合順位では、
1位 ガーディアンズオブギャラクシー(880点)
2位3位4位5位
アイアンマン
アイアンマン3
キャプテンアメリカ ウィンターソルジャー
アントマン(全て800点)
でした。
キャプテンアメリカは彼の性格上、シリアスにならざるを得ない中で完全にシリアス路線に振り切ったウィンターソルジャーは素晴らしかった!ガーディアンズオブギャラクシーは、これぞアメコミ!というオモチャ箱をひっくり返したトキメキ感に胸が高鳴りました。

ちなみにワースト3位は
1位 エイジオブウルトロン(330点)
2位 インクレディブルハルク(550点)
3位 マイティソーダークワールド(600点)

でした。話が適当すぎるのと空気みたいに薄っぺらいキャラクターが出てくるとこうなります。ハルクはなぜか一生懸命やったはずなのに面白くないマジックが起きてました。


みなさんのアメコミライフの参考に少しでもなれば幸いです。
次回以降は別のコーナーをまた考えてます!乞うご期待な感じで。


また来週。

-----------------------------------------------
THIS IS JAPANの次のライブは8/20の下北沢SHELTER!!! "DISTORTION"買ってくれた方、帯と2drinkで入場できます。ちなみに当日もCD買えます。ぜひ!
http://youtu.be/6jU-GSHDwhI

vol.15 "MARVELアメコミマラソン総集編前半"

2016-08-05 18:00:26 | 映画
おつかれさまです!THIS IS JAPANの新譜"DISTORTION"きいてくれた人買ってくれた人ありがとう!反響大きくてとても嬉しいです。

MARVELアメコミマラソン、完走!!!!おつかれさま!!
vol.1の"アイアンマン"からvol.14の"アントマン"まで、走りきりました。今回は総集編前半ということで、これからアメコミ入門する人のためになるような回にしたいです。


①アイアンマン
<死ぬまでにあと2回みます!800点!>
記念すべきMARVELシネマティックユニバースの一作目です。ロバートダウニーjr.演じる無敵の武器会社の天才社長が、自作スーツで悪を討つ!
バットマン・ダークナイトシリーズと真逆の方向をつき、MARVEL色を確立したと思います。
キレのいいジョークと迫力のアクション、締まりのいい脚本と言うことなし。

②インクレディブル・ハルク
<死ぬまでにはもうみません!550点!>
とにかく悩みっぱなしで鬱気味な博士がハルクになって大暴れ。自分を制御できないので感情移入できる隙はない!CG大目。話は単調。主演は"ファイトクラブ"のエドワードノートンだけどこの後からのハルクでは主演変わっているし!
ハルク萌えの人はどうぞ。

③アイアンマン2
<死ぬまでにはもうみません!600点!>
2作目特有の失速が炸裂!!説明多めアクション少なめ。フェロモン女優スカーレットヨハンソン演じるブラックウィドー登場。悪役ミッキーローク、名優のはずだが脳ミソ筋肉役のせいでスベる。
ハルクより面白かったのはアクションのみ。

④マイティ・ソー
<死ぬまでにあと1回はみます!750点!>
神の国から落ちてきた悪ガキ・ソーの成長&恋愛物語。真面目で血の気が多くて不器用=ソーの人物像を丁寧に描写した甲斐もあり、コメディ×アクション×ラブストーリーがいいバランスで絡み合う。ヒロインにナタリーポートマンがいいハマり方で、オーディションで発掘したという主演も良い感じ。ソーがわかりやすくめちゃくちゃ強いのも痛快。

⑤キャプテン・アメリカ
<死ぬまでにあと1回はみます!700点!>
ファーストアベンジャーことキャプテンアメリカの誕生物語。ひ弱だが正義感の強い主人公が筋肉を手に入れ、ヒーローになって戦います。
舞台が戦時中ということもあり、シリーズでも異色のノスタルジーな雰囲気が楽しめます。アクションは普通ですが、ストーリーもなかなか秀逸で最後まで面白い。とりあえずキャップは真面目すぎるので友達にはなれないと思える作品。

⑥アベンジャーズ
<死ぬまでにはもうみません!650点!>
ここまで出てきたヒーローが全員集合する大感謝祭ムービー。金もかかってるし見所もあるのだが、出てくるやつをまとめるのに力を使いきり、予定調和感のある作品に。ヒーローたちのアクションという力技で押し切るエンタメ作品。


前半を通して思ったことは、主要なヒーローの作品ほど面白いということ。アイアンマンとキャプテンアメリカはさすがの出来です。

全体の方向性としては、かつての"ダークナイト"、"スパイダーマン"のようにヒーローの苦悩を描くことをなるべくせず、代わりにコメディとアクションで勝負してる印象。アイアンマンやマイティソーではそれがかなりドンズバでハマってます。

そして主演ではないもののスカーレットヨハンソン演じるブラックウィドーの存在感。彼女はこのあともめちゃくちゃ出てくるし、カッコいい女ヒーローとして峰不二子的なアイコンになっていくのかなと。


今週はここまで。次回はアメコミマラソン総集編後半です。乞うご期待です。


-----------------------------------------------
THIS IS JAPAN"DISTORTION"発売中!!
MVみてね。