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秋の七草

2008-09-23 | 環境問題
猛暑やゲリラ豪雨、少ない台風など、変なお天気が続いた夏でしたね。

気象庁が発表しました「2008年夏の異常気象分析検討会での検討結果の概要」によりますと、1946年以降では、2008年7月は、西日本の気温は第3位の高さ、西日本太平洋側の降水量は最も少なかったそうです。

そんな暑さにもようやく終止符。秋の涼しさを安心して実感できるようになりましたね。

さて、秋にも七草があるのをご存知でしょうか。
春の七草は、1月7日にいただく七草粥として親しみがありますが、秋の七草は食べるのではなく、眺めて楽しむものです。

山上憶良は、『万葉集』に次のように詠んでいます。

「秋の野に咲きたる花を指(および)折り かき数ふれば七種(ななくさ)の花」
「萩が花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花(おみなえし) また藤袴 朝貌(あさがお)の花」

尾花は「幽霊の正体見たり枯れ尾花」の尾花でススキのことです。また残念なことに、藤袴(フジバカマ)は絶滅危惧種になっています。

七草は、万葉の昔から私たちの心へ受け継がれてきたのですね。大切に伝えていきたいですね。

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